プレゼントとして花束を贈るときなどに、「花言葉」を気にされる方も多いのではないでしょうか。
あなたはそんな花言葉をいくつご存知ですか?
有名なのはやはりバラの花言葉かもしれません。例えば赤いバラの花言葉には「愛情」「情熱」などがあります。
実はニンニクにも花言葉があるんです。今回はそんなニンニクの花言葉をチェックしていきましょう。
ニンニクの花言葉は「勇気と力」です。
しかしながら、ニンニクの花が市場に出回ることはまずないため、
いくら「勇気と力」という花言葉を気に入ったとしても、ニンニクの花をプレゼントすることは難しくなります。
ニンニクを育てた経験のある方でも、その花を見たことがある方は多くありません。
なぜなら、ニンニクに花を咲かせてしまうと花に栄養がいき、ニンニクの発育に悪影響を及ぼしてしまうためです。
したがってニンニクの花は、つぼみの状態で摘み取るのが良いとされています。
このような問題からニンニクの花は幻のような存在になっていますが、実はニンニクにも花は咲くのです。
ただ正確に言うと、ニンニクの花はあくまでも「総苞(そうほう)」という花状のもので植物学的には花には分類されません。
ニンニクの生産量が世界一多い国は中国で、世界のにんにくの生産量は、中国が約8割以上の約1998万トンを生産しています。
中国では正月に健康を祝って食べる習慣があると言われ、本格的な四川麻婆豆腐には欠かせない食材です。
2位はインド、3位は韓国です。日本は35位とやや低めです。日本料理にニンニクがあまり使われないのが理由なのかもしれません。
葉ニンニクは、ニンニクができる前の若い茎葉で「ニンニクの芽」とは品種が違います。
主に沖縄や高知で栽培されています。
ちなみに消費量の世界一は韓国で、一人当たりの消費量はなんと日本の約20倍もあります。
世界的にはニンニクの生産量は低いですが、日本では青森県が1位となります。青森県産の有名な食べ物と言えば『りんご』、その次に有名なのが『ニンニク』です。
ニンニクは、初夏の6月下旬頃から本格的にシーズンを迎えます。
しかしながら、青森県産のニンニクは、ほぼ一年を通して出荷が出来るのだそうです。
ニンニクは他の植物に比べて長い栽培期間を必要とし、種球の植え付けから収穫までは10ヶ月ほどかかります。
その理由は、胚・種子を経由せずに次の世代の植物が繁殖する方法(「栄養繁殖」と呼ばれる)のため、ニンニクの増殖率が非常に低いからだと言われています。
ニンニクをもっと好きになるには、雑学も必要です。スペイン語で ニンニクのことを「アホ」、
牛のことを「バカ」、居酒屋のことを「タベルナ」と発音するらしいのですよ。
さすがに、食事中に「アホ」と言いますと、親からビンタが飛びそうですね!笑
匂いが気になりなかなか食卓に上がらないニンニクですが、
そのにおいの正体は、アリインというタンパク質です。
ニンニクを切ったり、すりおろしたりすることで、空気中の酸素に触れることで、アリイナーゼという酵素が働いてアリインがアリシンに変わります。
そして、私たちが苦手とする、あの強烈なにおいを発生させるのです。
ニンニクは、皮をむいただけの状態ではにおいません。ところが包丁を入れたりおろしたりすると、強烈なにおいが発生します。
それは細胞内に蓄えられたアリインと、水や栄養素を運ぶパイプが集まった維管束に存在するアリイナーゼが反応して、におい成分「アリシン」を発生させるためです。
しかしアリシンは大変不安定な性質を持ち、すぐに百数十種類もの成分へと変化します。
そのため、切ったニンニクをしばらく置いたり、油などで熱すると香りが変わります。
ニンニクは、ビタミンB1の効果を持続させる代表的な食品です。
ニンニクの匂いのもととなっているアリインは、刻んだりすりおろしたりしてアリシンに変化します。
ビタミンB1とアリシンが結合した成分は、アリチアミンと呼ばれ、ビタミンB1が単体で存在する場合に比べて、吸収率が5倍になるといわれています。
ニンニクのおすすめの食べ方としては、ビタミンB1を豊富に含んでいる豚肉と一緒に摂取すると良いでしょう。
そのニンニクを選ぶときは、皮が茶色に変色していたり、ニンニクの皮がカサカサに乾燥しているものは避けましょう。
丸くて大きいもので、持った時にずっしりと重みがあるものが良品です。スーパーに行った時は、ぜひ、ニンニクを精査してみてください!
高級スーパーで知られる成城石井には、エレファントガーリックが置かれています。
これは、カリフォルニア州でたくさん栽培されている無臭ニンニクの仲間で、通常のニンニクの3〜5倍以上の大きさなのでインパクトがあります。
しかしながら、ビッグサイズでもにおいは普通のニンニクよりも控えめで、胃もたれしにくいそうなのでチェックしてみてください。
ニンニクは体を温め、新陳代謝を活性化させる働きがあり、一方、卵黄はアミノ酸が豊富で、免疫力を高めるために欠かせない食材です。
この2つを一緒にとることができる「にんにく卵黄」は、日本の伝統的なすぐれたサプリメントとしても有名ですが、家庭で実際に作ることが可能です。
その「にんにく卵黄」の発祥の地は、南九州地方といわれています。江戸時代、参勤交代に赴く薩摩藩士のために家族が手づくりしていたと伝えられています。
1、卵黄を冷凍します。何個でもいいです。
2、卵白は、また違う料理に使います。
3、1日置いたら冷凍室から出し、醤油、みりん、酒、ニンニクを混ぜて冷蔵庫に移す。
4、一晩中、寝かせて出来上がり。
1日置いて浸けるだけです。
え”〜それだけっ?嘘やん?でも嘘ではありません。
めちゃ美味!
ビックリですよ!
そんなニンニクは、65%の水分と30%の炭水化物で構成されており、成分上のバラエティーは乏しい食品です。
ところが残り5%のなかに含硫成分が最大で70%(全体の3.5%程度)含まれていて、その薬理効果が多岐にわたるため、紀元前の古来より好まれてきたのです。
残り5%の中に奇跡の発見がありました。
狂犬病のワクチンを発明したことでも有名なルイ・パスツールが1858年にニンニクの殺菌作用の発見をしました。
さらに、結核の研究で知られるインド・バンドガー大学のV・D・シャコーは、ニンニクの殺菌力が抗生物質並みに強いことを実験で証明しました。
彼は、培養皿でいろいろな殺菌を培養し、その培養皿の中心にニンニクのエキスを置いて、細菌が死ぬ範囲の大きさを調べました。
その結果、ニンニクは食中毒を起こす菌、消化器障害を起こす菌、のど・肺・皮膚の感染を起こす菌のすべてに対して強い殺菌力を発揮し、
その効果は、一般的な抗生物質にまったくひけをとらないほどだったといわれています。
アホエン (ajoene) は、ニンニク (Allium sativum) に含まれる成分に由来する化合物の一種で、名称と発音はスペイン語でニンニクを意味する “ajo” に由来しています。
そのニンニクの有用成分、アホエンを発生させるには、70℃〜80℃の低温でじっくり加熱させる必要があります。
温度をあげすぎてニンニクを焦がしてしまうと、アホエンは消えてなくなってしまいます。
ニンニクを電子レンジで温めると、酵素のアリイナーゼが活性を失うため、刺激物質の生成は進みません。
また、切った時にできるアリシンは急速に破壊され、スルフィド類が蒸発するので、匂いそのものは消えますが、もろもろの効果も一緒に消え去ってしまいます。
よって、自宅で作る、アホエンオイルは「常温」・「120分」・「5日間」がベストの組み合わせとなります。
健康雑誌を手にしたら、「ニンニクでアホエンオイルをつくる」という記事があり、とても簡単に作れます。
食品でない、「ニンニク加工食品」と表示できるのは、GSACがグラムあたり1.5mg以上含まれていなければなりません。
1.5mg未満の場合は「ニンニク含有食品」と表示しなければなりませんので注意も必要になります。
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