ニンニクは栄養満点のイメージがありますよね?

疲れたときにはニンニク料理【ニンニクの栄養素と効果の秘密】

ニンニクは栄養満点のイメージがありますよね?
疲れたときには、ニンニク料理というのは、よく聞きます。

では、スタミナ満点と言われているニンニクですが、実際にどのような栄養素が含まれているのでしょうか?そしてどんな効果があるのでしょうか?

今回は、ニンニクの食べ方について共有します。

また、この栄養効果が調理法によって変わってくるのかについても言及します。
生と加熱で変化があるのであるとすれば、この辺りも確認していきます。

今回はニンニクの栄養についてまとめました。

ニンニクが持つ栄養素について

ニンニクが健康に良いとされているその理由とは?
まずは、ニンニクが持つ栄養素についてまとめました。

アリイン:
ニンニクの代表的な栄養素であるアリイン。
これは疲労回復や滋養強壮に効果があると言われています。

ニラやらっきょうにも含まれますが、ニンニクに含まれるアリインの含有量は
半端なく多いです。

アルギニン:
アルギニンは市販の栄養ドリンクなどにもよく含まれているので、
聞いたことがあるという人もいるかもしれません。

アルギニンはホルモンバランスの調整や、二日酔いなどに良いと言われています。

カリウム:
カリウムは有名な栄養素の一つになります。
この成分は身体の中の余分な水分を排出してくれる効果があります。

むくみ解消の解決にも一役かっていますし、高血圧の方にも有効的です。
よく足がつる、こむらがえり【筋クランプ】になりやすい人はカリウムを摂取することをお薦めします。

そのほかにもビタミンやミネラル、食物繊維など、ニンニク
には栄養素がたっぷり含まれているのです。

ニンニクに期待できることは?

ニンニクで期待できる代表的なものといえば、アリシンです。
すりおろしたり、刻んだりすると発生するアリシンはあの強烈な匂いの元に
なっている成分です。

「あの臭いが苦手で・・・」
という方もいるかもしれませんが、アリシンには殺菌効果、抗菌作用があります。
よって、食中毒の予防にも期待できます。

殺菌効果以外にも、コレステロールの軽減や身体に付いたサビをとる機能もあります。

ニンニクはコレステロールたっぷりのドロドロ血を
サラサラにする作用もあります。

身体に付いたサビ、老廃物を流してくれるのでダイエットにも効果がある食材として注目されています。

その上、パワーがついて、ニンニクの力を感じます、と言われる理由となっている
疲労回復にも一役買っています。

人間が活動する上で重要なエネルギーを生み出しているのがビタミンB1になります。

ところが、ビタミンB1は加工食品が増えたことにより現代人が取りにくい栄養素となって問題視されています。さらに悪いことに、ビタミンB1はたくさん摂っても
体外に尿として排出されてしまうので、体内に残すことが難しい栄養素として有名です。

ところが、ニンニクに含まれるアリシンは、体内にあるビタミンB1と結びつくと、
ビタミンB1が持つ疲労回復の効果を維持してくれるのです。

じわじわゆっくりと疲労回復するのが食品、ニンニクの秘密になります。

ニンニクが体に悪いとは何か?

ニンニクが体に良いものというのは、一般的に言えることは、その反作用もあるということになります。

つまり、ニンニクにはデメリットもあります。

ここでは、ニンニクが持つ体に悪く作用する性質について考えてみます。
ニンニクは、健康に良い食品ですが、同時に刺激が強い食べ物であるとも言われています。
よって、食べ過ぎると胃が荒れたり、お腹を下したりする可能性があるので注意が必要になります。

なぜなら、ニンニクはとても刺激が強い食材だからです。
良い効果を期待して食べ過ぎると、逆に体には負担をかけることになります。

よって、いくら体に良い、健康に良いからと言って、食べ過ぎてはいけません。

ニンニクが健康に良いとされる摂取量は?

健康効果にも注目を浴びているニンニクですが、ではどれくらいの量であれば効率的に摂取できるのでしょうか?
一般的に言われているのは、成人のニンニクの摂取量の適量は、1片/1日程度です。

ニンニクというのは丸ごと1個の皮をむくと青森県のニンニクは一般的には6片、
福岡県の八女市のニンニクは8片のかたまりに分かれます。

その中の1カケラ(粒)程度が理想の摂取といわれています。

生ニンニクと過熱したニンニクの違いについて

生ニンニクと過熱したニンニクを比較した時の栄養素の違いは、加熱すると失われる栄養素があるということになります。

それは、殺菌効果と一部のビタミンの2つです。
つまり、主な栄養素は過熱してもそのまま残るので大丈夫ということです。

ニンニクを過熱することで、アリシンが持つ強力な殺菌効果と抗菌作用は弱まります。
しかしながら、良い解釈をすると体への負担も軽減されるということにもなります。

よって、1日の適量である1片は生で食べる場合と理解して頂けば良いと思います。

ニンニクに熱を加えて食材を調理する場合は、3片ほどが1日あたりに食べるには適量ということになります。

熱を加えるとニンニクの効果は薄まると思いきや別のメリットもあるのです。
というのも、ニンニクは熱を加えることで独特の匂いを放ち、これが唾液や胃液などの消化液の分泌を促します。

そうすると、胃腸の活動を活性化させ、食欲増進や吸収力を高めてくれるのです。
ニンニク料理は、匂いを嗅ぐと「はやく食べたいっ」ってなりますよね?!

今回は、ニンニクの栄養効果について紹介しました。
ニンニクが体に良いと言われるだけあり、健康に良い栄養素がたくさん入っています。
熱を加えてもそんなに栄養素は失われないことも判明していますが、残念ながら、殺菌作用は和らぎます。

ニンニクの量を少し多めに食べたい時には熱処理を加えるのがおすすめです。
また、ニンニクの栄養成分をたっぷり吸収したい場合は、黒ニンニクを食べるのがおすすめです。

黒にんにく・つぶくろ

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