ニンニクのつぼみ、茎、葉は食べることはできるのか?

 ニンニクは、植物学的には花はありません。

とう立ちした端っこに総苞(そうほう)と言う、黄色のこじんまりした「花に似たもの」ができます。

これは、中国野菜である「花にら」とよく似かよっています。

ですが、花言葉はきちんとあります。それは、【勇気と力】です。粘り強さが起源である「ニンニク」にふさわしい花言葉ですね。ニンニクの花のつぼみは摘み取らずに放っておくと、花ばかりに栄養が偏るため、ニンニク自体が成長できません。

それにより、花が咲く前につぼみを摘み取ることが必要となります。実際、ニンニクの栽培農家でもニンニクの花のことをよく分かる人は多くありません。

 ついでながら、スーパー等で販売されている「ニンニクの芽」は、厳密に言うと芽ではなく、ニンニクの球を大きく成長させるために切った未成熟な花の茎のことをいいます。中国では、古代からこの茎を食べてきました。

その後、日本でも持ち込まれ、食べられるようになっていきました。ニオイが少なく、ソフトでほんのり甘く、炒め物等によく合います。中国では、未成熟な葉っぱも喜んで食されています。これが「葉ニンニク」と呼ばれるものです。

 ニンニクは4月中旬ごろに「とう立ち」をして、花を開花させるために花蕾をつけます。花蕾とはつぼみのことです。

もし家庭菜園でしたら、ニンニクの球根のみではなく、このつぼみも試食してみてはどうでしょうか?葱等にも見られる葱坊主と同じように、ニンニクのつぼみも案外美味しくいただけるのです。

常識的にみて、根や茎等を収穫野菜は、つぼみができたり開花させると栄養分がそちらに散らばるので早めに摘みとってしまうのが一番です。ニンニクも同じで、花蕾を残していると養分が吸い取られ、球根が大きく成長できません。

ニンニクのつぼみはスーパー等には行き渡ることはほとんどなく、いただけるチャンスもめったにないので、しばらくの間、その状態のまま様子をみるのはいかがでしょうか?

 とはいうものの、ニンニクのつぼみとはどういったものでしょうか?

 ニンニクのつぼみの料理方法はたくさんありますが、一番おすすめなのは、シンプルに天ぷらで味わうことです。この天ぷらを上手に作るポイントは、つぼみと天ぷら粉を揚げる直前まで冷やしておくことです。

そうするとカリカリ、サクサクの天ぷらに仕上がります。

 また一番よく作られる料理は、簡単にできる炒め物でしょう。玉ねぎや赤ピーマン等とともに油で炒めます。

他の野菜と同じように切り、オリーブオイル等で炒めます。

ニンニク自体を炒めるよりもふわっとした香りになります。パスタとあえて食べるのもおすすめです。

 また、ニンニクのつぼみをそのまま、オリーブオイル、塩、こしょうをふってから、アルミホイルで包みオーブンやグリルで約10分ほど焼いても良いでしょう。外側はカリカリ、中身はホクホクした感じがやみつきになります。

まだ未熟なつぼみであればこのまま食べられますが、皮がかたいならば、茎をおさえて中身を掻き出すように食べるとよいです。とろんとした食感で美味しくいただけます。

 ニンニクは、ユリ科ネギ属に属す植物です。百合根と同じように、球根部を食べますが、かたくなる前でしたら、葉っぱや茎も食べることができます。ニンニクの花は、茎が伸びた頭部にできます。形はというと、いっぱい短い枝のようなものが出ていて、その先に小さな花がつく複散形花序の形状です。

ニンニクの花の色は、白から薄紫色で、葱坊主状態の頭頂部の花は、よく観察すると6弁の小さい花の集合体になっています。とても可憐な花ですが、花が満開になるころには、食べる部分である球根が大きく育たないために、普通は、花が満開になる前に取り除かれます。

花が開花した後、種のようなものが見受けられますが、残念ながら、それらでは増やすことができないため、種を取る必要がないので、開花を見ることなく取り除かれるのがほとんどなので、めったにお目にかかれない幻の花ということもできます。

以上のような理由からほとんどニンニクの花を見ることがないのです。

あまり見かけることがないニンニクのつぼみですが、ごく稀に道の駅等で見つかる場合があります。

ニンニクを家庭で育ててみませんか?

 家庭で育てるならば、秋口にニンニクを植えつけ、5~6月ごろに実ったニンニクを収穫せずにもう少しおき、つぼみができたところで、収穫してみましょう。せっかくですので、全部食べてしまわずに何本か観賞用に残し、可憐な花を眺めるのもおすすめです。

 ニンニクのタネとは、種球や鱗片のことをさします。

ニンニクは、普通の植物のように、タネで増やすことができません。地中にできる鱗片が集まった球根がそのまま種球となり、次の栽培に球根をタネとして使用するのです。

通信販売等で「にんにく種子」というネーミングのタネが売られています。これは「タネ」ではなく、球のままの種球や鱗片を売っているため、注文して届いたときに思っていたものと違うのでは?と思うことがあります。

売られているニンニクの種子は、ニンニクの球や鱗片なので、ニンニクを育てていれば、その中の優秀な株を選択して種球にすることも可能です。

ニンニクの種は、球根状態のニンニクをそのままバラバラにしたものです。

 栽培しているニンニクから種球をとり、また次に育てたい時に種球を店で買わずに栽培したい、という場合、収穫したニンニクを次回の育成まで安全に保管しなければなりません。

つまり、次のニンニクの育成に使用するための種球は、前のニンニクの培養で育成したニンニクの中で選び抜いて使用するということになります。うまく選び抜くと、1割ほどは大きな品質の良いニンニクを育てることができます。

ニンニクは品種にも違いがありますが、1株で鱗片が5個~10個くらい取ることができます。普通の植物のタネのように、1株から数100個ものタネはとることができません。そのため、次回の育成の際に、自分のニンニクの種球を使用する場合、その分を換算して栽培しておくようにするべきです。

 ニンニクの中でも、ジャンボニンニクや無臭ニンニクと言われている、鱗片が大変大きく立派な品種があります。これらのニンニクは、正式にはニンニクではなく、遠い親戚のような関係で、実際には西洋葱(リーキ)の種類のものです。形の状態がニンニクに似ているので、ニンニクと名づけられているのです。

ジャンボニンニクや無臭ニンニクは、ホワイト六片というニンニクとは違うので、伸びてきた花や茎を摘み取らずにおいておくと、開花してタネができてしまいます。

このタネを使用して育てることはできますが、大きな立派なサイズのジャンボニンニクが取れるまでには、かなり時間を要します。

そのため、ジャンボニンニクの場合も、他のニンニクと同様に鱗片を直接植えることにより栽培するのが必要となってきます。あるいは、ジャンボニンニク等をとった際、小さなこぶがついている場合があります。

薄皮を何枚か剥がしてみると、そのこぶの部分がぽろっと落ちます。これをタネのように植え付けて栽培することでも、ジャンボニンニクを育成させることができるのです。

ジャンボニンニクや無臭ニンニクは、ニンニクとは違う種類だからこそ、また違う手法で栽培することができるのです。

 次回のニンニクの育成に使用する種球は、ニンニクを植えた後から選んでいきます。まず種球を植えた後に発芽したら、ウィルス等の病に犯されていない株を探す必要があります。

ウィルスや病に犯されていないものを見極め、ヒモ等の目印をつけておくようにしましょう。

そして、育成している間に病や害虫の影響があった株は印を取り外して、次回の種球にしないよう注意します。

印をつけた優良な株が育成したら、収穫した時の球の大きさ具合を見比べ、またより分けます。

この時、鱗片が大きい株は、植えた後もたいへん大きく育成できるので、球全体が大きいというよりは、鱗片が立派な株を選別しましょう。

また、収穫して乾燥させた後、首の締まり具合や色の変化、キズ等がないかを再検査して、優秀なものだけを次回の種球用として取っておきます。

次回の育成用に選択した種球は、他のものと混同しないように印をつける等して、風通しの良い袋等に入れて、冷暗所にて保存します。

可能な限り、水気をシャットアウトし、涼しいところで保存できれば、次回の栽培まで十分保存できます。

 しかし、どんなに一生懸命に選択しても、栽培時期になって鱗片ごとにバラバラにしてみると、どうしてもいくつかは低品質なものが出てきます。

ほとんど低品質なものは出ないこともありますが、平均して10%ほど低品質なものが出る確率があるので、その分を考えて保存するようにしておきましょう。

栽培前に鱗片ごとにバラバラにばらした際、優良な球ばかりを多く栽培できなくても、料理等にも使用することができるので、余るくらいに残しておくほうが得策です。

ニンニクを収穫する際に気をつけること

 ニンニクにとって生育するのに適した温度は10℃から22℃と、やや涼しめの気温です。気温が25℃以上になると、休止状態となり発芽せず、そのまま土の中で腐ってしまうことがあります。

種子ができないニンニクは、鱗片をそのまま植えますが、収穫ができるようになるまでに約8ヶ月と、ほかの作物と比較して成長するのに時間がかかります。

休止状態から目覚める9月から11月中頃までには畑に植え、その8ヶ月後の5月、遅くても7月に収穫するという日程表が出来上がります。

9月になると、種球をお店で見かけるようになります。

千葉在来、静岡在来、鳥取ホワイトなどの暖かい地向けの種類は5月中旬から6月に、福地ホワイトや富良野などの寒い地向けの種類は7月が収穫時期の目安です。

この収穫時期が大事です。ほかの野菜と同様、ニンニクもまた刺激に敏感なものです。収穫時期や収穫日の天候の予報を誤ると、収穫が段取りよくいきません。ニンニクは収穫時期が近くなると、いろいろなシグナルを出します。

  • ニンニクの収穫の前準備はどうしたらよいか?

 まず花芽を摘み取りましょう

春になって収穫時期がくると、茎が伸びてきて鶴のクチバシのような花芽、いわゆる「とう」が出てきます。これは「とう立ち」と言って、まだつぼみの状態をさします。

ですが、摘み取らないでそのままにしておくと花が咲くので、栄養が花に全ていくようになり、ニンニクを大きく成長させることできなくなります。花芽が葉の先より伸びた時点で摘み取るようにしてください。

葉の先より伸びてしまう前に摘み取ると、球が分かれ、逆に摘み取るのが遅れると花芽がかたくなり摘み取るのが困難になりますので、気をつけてください。

摘み取った花芽は料理して十分美味しくいただけますので、摘み取ったらぜひおためしください。

  • 芽かきについて

 ニンニクは球が分割されると、分かれたところから複数、芽が生えます。その芽を伸ばしていくと、また栄養分が芽に行き渡り、ニンニクが成長するのを妨げます。

10センチほど芽が伸びたら、立派になった芽以外は今後のため、摘み取ってください。余談ですが、摘み取った芽は花芽とおなじように食べられますので、利用してください。

  • 収穫の時は、必ずゴム手袋を装着してください。

 長い時間、ニンニクや茎を触っていると、そこからニンニクの抽出液が手につくことにより、刺激になる場合があります。

下記のようなことがある時は、どうか試し掘りをお願いします。

  • 花芽の現れた時

 ニンニクを畑に植えつけると、やがて芽が出ます。それが出てきて、10日から2週間が収穫のベストタイミングです。

  • 葉の先の色が変わった時

 芽だけでなく、葉の先の色にも気をつけてください。収穫時期が近くなると、葉の先の色が緑色から黄色や茶色へと変わってきます。

全体的に見て、「葉の色が変わってきた」と感じたら収穫の時期が近付いています(だいたい3割~5割くらいが基準です)。

花芽が出て、葉の先の色が変わったら、2、3ヶ所試し掘りをします。試し掘りをした後、以下のような点に注意をして収穫の日程を決めてください。

  • 芽が生えている箇所に注目

 試し掘りをした後、芽が生えている付け根の箇所に注意してください。付け根がへこんでいるのではなく、平坦になっていたら収穫の時期です。

  • 晴れの日続きの時に収穫しましょう

 雨の日や雨の日の翌日に収穫すると、茎を引き伸ばした時に誤って根元から折れてしまう時があります。そうなってしまうと、土から掘り出さないといけなくなり、おおごとになります。

また、雨の日は土が湿ってなめらかになっているので、収穫の段取りもうまくいきません。また、ニンニクの品質が落ちたり、傷がつきやすくなります。

収穫するのは晴れた日が2~3日連続したときにしてください。

  • 収穫は早期にしてください。

時期と天気を見定めたら、なるべく早期に収穫してください。

もう少し大きく成長させようとしたまま、収穫時期を引き延ばすと、病や害虫によって腐らせたり、割れが発生して鱗片が不揃いになり商品価値が下がります。

割れても味に変化はないですが、使用するにも保管するにも面倒くさくなります。

ニンニクの歴史(日本編)

 紀元前3200年頃に古代エジプトで育成されていたという記録があるニンニクは、エジプトの王の墓からニンニクの粘土模型や実際乾燥したニンニク等も見つかっています。原産地は中央アジアとされ、日本へは中国を介して伝わってきたということです。その中国へは紀元前140年ごろにはあったとされており、ニンニクは古代から使用されていたことが伺えます。

食べるだけではなく、薬としても使用していたという記録も見つかっています。日本では蒜とも言われ、平安時代に作られた「大同類聚方」には悪寒や発熱という病状の時にはニンニクが処方されていたことがのっています。

薬や食材として使用されているニンニクは、エジプトや中国、日本だけではなく、古代バビロニア、ローマ、インドでも使用されていたことが分かっています。

エジプトからギリシャ、インド、中国を通して日本に伝わったのは8世紀ごろと言われています。

この頃、中国ではニンニクを「大蒜(ダーサゥン)」と呼んでいたようです。

 一般的にスーパーやレストランでもよく見かける「ニンニク」ですが、このニンニクは書き綴られる場合、ほとんどが、ひらがなやカタカナが使用されますが、実は漢字もあります。

ニンニクには複数の漢字があり、「大蒜」「葫」「葱蓐」「忍辱」と書かれる場合があります。

すべて漢字は違いますが、どれも「ニンニク」と読みます。

「蒜」は音読みでサン、訓読みでニンニク、ヒル、ノビルと読みます。この漢字の意味は、葉が細長く、花の色は白色、薄い紫がかっていて、地下茎も葉も食べることができ、独特なニオイがあることを意味しています。

 日本では、食べ物でニオイの強烈な植物を総称し、「蒜(ひる)」と呼んでいましたが、ノビルと区別するので「大蒜(おおひる)」とも呼ばれていました。

この大蒜という呼び名は、主に明治時代ごろまでに呼ばれていたようです。

 また、中国ではニンニクを漢字で「蒜(サゥン)」「葫(コ)」ともいい、呼び方もいろいろあります。

 日本ではニンニクは古来から「ヒル: 蒜」と呼んでいました。937年に作られた日本最古の百科事典とされる「倭名抄」には「蒜(蒜顆)、大蒜、小蒜、独子蒜、…」等が載っていますが、ニンニクと読むものは見られません。「ニンニク」と呼ぶようになったのは室町時代初期のことで、1454年に飯尾永祥が著した「撮壌集(さつじょうしゅう)」に「葫(にんにく)和名大蒜」と記載、また1548年に成立した辞書「運歩色葉集」には葱蓐(にんにく)とのっています。

 ニンニクの語源は仏教でいう「忍辱(にんにく)」、つまり耐え忍ぶという意味で、独特なニオイを耐え忍ぶこと、という話があります。一方、貝原益軒は「日本釈名」(1699年)で、「にほいあしくてにくむべし」、それはニオイを憎むが語源としている等、諸説あります。

 忍辱とは、あるかぎりの災害に持ちこたえ、「はずかしめを忍ぶ」ということをさしていて、スタミナがつくとされているニンニクや葱、ニラ、らっきょう等をいただくことはこころがざわつくため、これらの食材は不浄として禁制してきました。

しかし、厳しい修行の中、隠れてニンニクをとっていた僧侶もいたりして、

それをごまかすために「忍辱」という隠語を名づけていたということや、独特なニオイのある食材を食すという修行に耐えるということで「忍辱」と言われていたという話もあります。

古事記や日本書紀のような名高い書物にも、ニンニクの活用の仕方等が載っているとされていますが、本当かどうかは定かではありません。

現在、日本でも当然のように食べたり、育てられたりしているニンニクはたいへん興味深い由来や面白い歴史があることもぜひ知っておいてください。

 ニンニクは、日本では奈良時代に中国から漢方薬として伝わってきたといわれていますが、あの有名な平安時代中期に書かれた『源氏物語』にもニンニクに関連する恋愛話がのっています。「帚木」の中の、よく知られている「雨夜の品定め」に、『極熱の薬草』として出現しているのです。

梅雨の時期の雨が降り止まないある夜に、式部丞が光源氏や頭中将たちに懇願されて話した、たいへん学のある女性についての話のとっかかりです。式部丞が付き合っていたこの才女を訪問したとき、しばらくぶりに訪問してきた式部丞に対し、『病のため、熱の薬(ニンニク)を食べておりますので、ニオイますゆえ、会うことができません。』と、粋な辞退をしたと、式部丞は話したのです。

毎日通い合う仲であれば、昼だからといって眩しいとは思わないでしょう。毎夜通い合う仲ならば、蒜のニオイがするから後ろめたいと会うことができないと言うことはないのですが、ごめんなさい、と、「昼」と「蒜」をかけて、それとはなしに近頃通って来てくれないことを咎める恨み言だったということです。

 また豊臣秀吉は若かりしころ、ニンニクを数珠のようにヒモで数珠つなぎにして首にかけ、戦争のさなかに食べていました。ニンニクでパワー全開になることがわかっていた秀吉は、戦争の直前に家来たちにもニンニクをさずけて、パワーを与えていたとされています。ニンニクにはスタミナを増大させ、疲れをとるとされるアリシンや糖を代謝してエネルギーにするビタミンB1がたくさん入っているので、理にかなっています。

 そして江戸時代になると、風邪の薬として利用されたり、刻んだりして料理に使ったりされ、だんだんと日本全国に拡大していったのです。

ニンニクの由来は、「ニオイを憎む」ことからニンニクになったという話や、

漢字の読み方などからきたという説があります。何せあの豊臣秀吉大出世の手助けをし、徳川家康の最後の食事に出された「蒜(にんにく)」です。

 昔から、薬として日本に伝わってきた蒜(または大蒜)は、多くの伝説があります。

我が国最古の書物である「古事記」には、「日本武尊(やまとたけるのみこと)が東国を制圧した帰り道に、白鹿に変化した坂の神を蒜で投げつけて殺した」ことが載っています。

■ニンニクの梅干し漬けもの

『材料』

ニンニク…1玉

梅干し…2個

鰹節…1/2パック

クルミ…小さじ2

『作り方』

①梅干しは種を取って刻んでください。

クルミも包丁で叩いて細かく刻み、鰹節とよく混ぜ合わせてください。

②ニンニクの薄皮をむいて、半分に切り、①とよく混ぜて瓶につめて冷蔵庫で保管する。

日本最古の和歌集、『万葉集』第十六巻に、美味しい蒜(ニンニク)の食べ方が詠まれているのです。

「醤酢に 蒜搗きかてて 鯛願ふ 我れにな見えそ、水葱の羹」

平安時代まで、蒜(ニンニク)は「ひる」と呼ばれていました。「二杯酢におろしたニンニクを入れたタレに鯛のお刺身をつけて食べたい。ミズアオイの汁ものはいらないから」というような意味です。

■ニンニクのタレ

『材料』

白身魚の刺身…適量

ニンニク…1片

酢…大さじ1

しょうゆ…大さじ1.5

『作り方』

酢としょうゆを混ぜ合わせ、おろしたニンニクを入れたタレで刺身を召し上がってください。 

いまでは、おろしニンニクをつけて食べる刺身と言えば、鰹のたたきが有名ですが、この時代の貴族たちは淡白な白身魚の刺身をニンニクで食べていたようです。

特に、傷みやすい梅雨や過酷な夏を耐えるためにピッタリな料理だと思います。

■ニンニクの揚げもの

『材料』

ニンニク…1玉

好みのタレ…適量

揚げ油…適量.

『作り方』

①ニンニクを180度の油で5分ほど、皮のまま丸ごと揚げます。

②油をよく切って皮を剥き、好みのタレで召し上がってください。

平安京の市場にも蒜(ニンニク)売りがいたという記述も載っており、一般庶民の間でも、蒜(ニンニク)はスタミナ源として食べられていました。

蛤とニンニクの汁もの

『材料』

蛤…2個

ニンニク…1片

水…500ml

酒…大さじ1

しょうゆ…大さじ1/2

塩…少々

三つ葉、小ネギ等…適量

『作り方』

  1. ニンニクはみじん切りにします。

  2. 鍋に、①と砂抜き済の蛤を入れて沸騰させ、酒としょうゆと塩で味つけをしてください。

  3. 最後に、三つ葉等を飾ります。

 ところがこの蒜(ニンニク)、僧侶は食べることが許されませんでした。

蒜(ニンニク)を生で食べれば気性が激しくなり、色情が出てくるので修行の妨害となると言われ、ニンニク禁止令が出されたほどです。

僧侶が食べたことが知れれば、30日間の罰を与えられたようです。

江戸時代になると、ニオイの問題で武士たちも蒜(ニンニク)を食べるのを回避するようになりましたが、戦国時代に、蒜(ニンニク)のスタミナを利用しないのはもったいないです。

蒜(ニンニク)は、寺や武家では禁じられていたかもしれませんが、一般庶民には関係なく愛用されていたようです。

鯛の天ぷらニンニク添え

『材料』

鯛の切り身…適量

ニンニク…2片

小麦粉…60g

卵…1/2個

冷水…100ml

油…適量

天つゆ…適量

『作り方』

  1. 鯛の切り身は半分に切り、軽く塩を振って15分ほど程度置いてください。

  2. 小麦粉をふるい、卵と冷水を入れて混ぜてください。

  3. ①の水気をとり、②にくぐらせ、180度に熱した油で揚げてください。おろしたニンニクを入れた天つゆで召し上がってください。

 また、健康マニアで、自分で薬も調合する徳川家康も蒜(ニンニク)が大好物だったそうです。家康の好きなメニューである鯛の天ぷらに、ニンニクや葱と一緒に食べたら、食中毒にかかって亡くなった等の話も聞きますが、これはニンニクが死因ではなく、本当は胃ガンが原因だと言われています。

『大和本草』という書物に、「ニンニクは悪臭がするが、効能がたくさんあり、人にとって不可欠なものであるもの」と載っており、病気のときや、労働者の中では必要なものとされており、『料理物語』にも蒜(ニンニク)の食べる方法として、汁もの、刺身、なます、ミソ等が取り上げられています。

武士の中でも、ニンニク卵黄で知られた薩摩藩だけは、蒜(ニンニク)を普段から食べていたようです。

ニンニク卵黄

『材料』

ニンニク…2玉

卵黄…2個分

『作り方』

  1. ニンニクは皮を剥いてから柔らかくなるまで熱湯で茹でます。水気を切ってからすりこぎですり潰してください。

  2. 鍋に①と卵黄を混ぜてから弱火にし、なめらかになるまで混ぜ合わせながら煮詰めましょう。広げて干すことで、バラバラになるまで乾燥させましょう。

そのまま食品として食べてもよし、温かいご飯のおともに、しょうゆをたらして食べても良いでしょう。

 はるばる1600kmもの距離を参勤交代で歩かなければならないのですから、手軽に持ち運べてスタミナがつくニンニク卵黄が欠かせなかったのもうなずけます。

ちなみに、蒜(ニンニク)を食べた後のニオイ消しには、牛乳よりも濃く入れた緑茶が効果的だと言われています。

 また沖縄独自の話として、鬼餅伝説というものがあります。

この話はあまりニンニクとは関係がない話ですが、ニンニクが引用されたお話の一つです。

ニンニクは、このようにいろいろな伝説、そして由来があることが分かっています。

 平安時代に安倍真直、出雲広貞たちによって作られたとされる日本最古の医書「大同類聚方」に「駿河の国でたくさん産する」、「発熱を伴う症状への対処の仕方」等として蒜(ニンニク)が記載されています。

 また、丹波康頼により作られ、丹波家に代々伝わってきた日本最古の医書「医心方」にも、葫、蒜として脚気や風邪、虫刺され等のたくさんの病状に関しての対処法が記載されています。

 ニンニクが薬や食材として伝わっていく一方で、聖徳太子が中国から伝わった仏教を国の宗教として認めてから、ニンニクを回避する考えが広がっていきました。

禅宗等ではその修練の場で、怒りや欲情を目覚めさせる酒と蒜を不浄なものだと摂取しないように戒律を作り出し、人々にも強要したのです。

今現在でも禅寺門前の戒壇石に、「不許葷辛酒肉入山門」の文字があります。

この葷の意味は葷菜(くんさい)、すなわち蒜やネギのように匂う野菜のことを言っています。

ニンニクの歴史(外国編)

 ニンニクは、その学名をAllium sativum L.と言い、植物の学者のリンネがニンニクを表すラテン語Alliumをからなり、栽培を表すsativumを名前としてつけたものです。この学名が表すようにニンニクは古来から育てられてきたようです。

古代エジプト

 紀元前に建設されたと言われるエジプトの王の墓から9個のニンニクの粘土の模型が発掘されています。

また、ツタンカーメン王の墓からは乾燥したニンニクの鱗茎6個が発掘されています。

紀元前1500年以前に書かれたとされる世界で一番古い薬物書「エベルス パピルス(The Papyrus Evers)」には、疲労、衰弱、手足の震えがある神経症状、月経不順や心疾患等に効果が見られるとしてニンニクを含む22の処方箋(治療薬)が載っています。

ギリシャのヘロドトスは、紀元前450年くらいにエジプトを訪れ、ピラミッドの上に刻印された象形文字に「ピラミッドの設立に関わった労働者が多くのニンニク、玉葱、ラディッシュを食べ、これらを買うために多額の銀が支払われた」ことが載っていたという伝説を著書の「エジプト史」に記載しています。

古代バビロニア

 紀元前600年頃の新バビロニア王国のネブガドネザルⅡ世が愛妻アミティスのために首都バビロンに建築させたといわれている空中庭園でニンニクが育てられていたことを記載してあるいくつかの粘土板が発見されています。

古代ローマ

 古代ローマ時代、紀元1世紀頃にディオスコリデスにより書かれた薬物の書物には、咳止めや寄生虫を取り除く等、薬としてニンニクが紹介されています。

古代中国

 漢の武帝の時代、外交使の使節団として派遣され、匈奴による囚われの身となる期間を含めて13年間に及ぶ西域派遣から長安に帰還した張騫により、ニンニクはもたらされたと「本草綱目」に載っています。

よく似た植物で、元来ある蒜に対して西域からもたらされたのは最初は葫、小蒜、そして大蒜と呼ばれ、蒜は小蒜と区別されました。

古代インド

 古代インドの医学書「アーユルベーダ」には心臓や消化器官、呼吸器官に対するニンニクの効能が載っていますが、インド最古の法典である「マヌ法典」ではバラモン教の司祭がニンニクを食べるのを禁止しています。

~ニンニクエピソード~

 ニンニクは、古代エジプトの時代からスタミナをつけるため食べられることが多いですが、ニンニクと聞くと吸血鬼を想像する方が少なくないのではないでしょうか。

しかし、どうして吸血鬼がニンニクが苦手だと言われているのか、知っていますか?

これには諸説がありますが、ニンニクの成分に備わっている殺菌効果から護符と同様の役回りがあり、邪悪なものに対しニンニクの成分が効くということが、古代エジプトより認められていたと言われています。

ニンニクの成分は病にたいして有効的であることもあり、古来から邪悪なものにはニンニクで対抗するものとなっているため、吸血鬼にはニンニクをという構図ができあがっているようです。

つまり、吸血鬼も実在の人というわけではなく、「吸血鬼は、邪悪な病気」という意味合いがあるのです。

吸血鬼の話は、疫病等が大流行したときに意識不明のまま埋葬してしまい、後日掘り起こしたときにはお墓の中で苦しみぬいた形跡が発見されたことから、死人が蘇ったというデマが広がり吸血鬼になったという説や、古事記では悪人に対してニンニクを投げつけることで、吸血鬼になるのを阻止したり、死人が生き返らないようお墓にニンニクを添えていたという説もあるのです。

実際にニンニクには、アリシンという成分が含まれていて、抗菌効果等があります。

この抗菌力は非常に強いもので、ほんの少しの量を摂取しても食中毒の原因となるチフス菌やコレラ菌等も殺菌してしまうほどです。

 スペイン内戦を描いた代表作『ゲルニカ』などで知られる20世紀の画家パブロ・ピカソ。生涯におよそ1万点超の油絵、10万点の版画、3万点の挿絵、300点の彫刻と陶器を制作し、最も多才な美術家として、ギネスブックにも記載されています。

 遊び人としても著名だったピカソは、残りの余生まで自分のスタミナを高め、愛人が入れ替わるたびに、表現スタイルが急速に変化していきました。

そんな彼が好きな食べ物は、「暴れ牛の睾丸のニンニクの炒め物。」エネルギッシュな創造願望の出どころは、ニンニクをはじめとした食べ物に秘密があったのかもしれません。

 ホウレンソウを食べると大きな力こぶができ、神がかり的な力を顕す、アメリカンコミックスのスーパーヒーロー「ポ●イ」。

日本でもアニメや映画でよく知られているキャラクターです。「ポ●イ=ホウレンソウ」という印象が持たれていますが、実際はホウレンソウを食べる前に、「ニンニク」でレベルアップしていたことを知っていますか?

ポ●イの祖先は、古来からニンニクのニオイをかいでからパワーを出していたのです。ですが、ライバルのブルートが、そのニンニクに除草剤のようなものをかけ、ニオイがしなくなってしまったので、代用にホウレンソウを食したところ、力を顕したため、それ以降ホウレンソウを食べるようになったのです。

ちなみに、ポ●イは「ワカメは海のホウレンソウ」と言って、「ワカメ」でもレベルアップすることもあるのです。

~国民食ギョーザは、日本の料理?~

 日本でも大変人気のある餃子は、元来中国から来た料理です。ですが、日本でよく食されている、あのニンニクがたくさん入っている「焼きギョーザ」は日本独特のものです。

中国でよく食されているギョーザは「水ギョーザ」や「蒸しギョーザ」で、中身の餡にニンニクは入っておらず、タレにニンニクを入れる等して別個に食べるのが普通だそうです。またギョーザを食べながら、生のニンニクを一緒にかじって食べる人も中にはいるようです。

中国で「焼きギョーザ」を食べることはあまりありません。「焼きギョーザ」はいまとなっては日本の料理と呼ぶにふさわしいのです。

昔から仏教の教え等からニンニクを回避してきた日本人が、ニンニクを役立てて目新しい日本の料理を作ったのだと考えると、じつに興味深いです。

~ニンニクを毎日手軽に摂取するために~

 ニンニクを簡単に毎日摂取するには、ニンニク酒を常備しておくと役立ちます。ちょっとずつでも毎日ニンニクの栄養分をとっていれば、その見事な効果を期待することができるのです。

ニンニク酒で摂取できる効果は、ニンニクを食べた場合とあまり変わりありません。リラックス効果、食欲の促進、スタミナ増大、神経症、からだの冷え、不眠症、エイジングケア等に効果があるとされています。万能薬ならぬ万能なお酒と言っても過言ではないです。

だからといって、いっぱい飲むことは避けてください。御猪口に1~2杯飲めば、十分な効果が得られます。

■ニンニク酒のレシピ1

 ニンニク100~300gを、1片ごとに薄皮を剥いでください。沸騰させた熱湯の中に5~10分くらい浸透させます。清潔な瓶にニンニクと氷砂糖200gを入れ、ホワイトリカー1.8リットルを入れて封をします。冷暗所に保管し、2~3カ月経過後、飲んでください。熟されれば熟されるほど、口当たりがよくなり美味しくなります。

■にんにく酒の作り方2

 ニンニク400gを、1片ごとに薄皮を剥いでください。沸騰させた熱湯の中に5~10分くらいほど浸透させます。レモン3個の皮を剥いて薄切りにします。しょうが60gくらいも薄切りにします。清潔な瓶にニンニク、レモン、しょうがと氷砂糖200~300gを入れ、ホワイトリカー1.8リットルを入れて封をします。冷暗所に3カ月ほど保管したあと、実だけを取り出しろ過します。5カ月くらい熟させてから飲んでください。

一片で香りや味に変化をつけてくれる「ニンニク」は、料理愛好家には必要な香味野菜です。生ですりおろしたり、炒め物に使用したりと、調理の方法もたくさんあります。

ニンニクは一年中出回っているので、ニンニクの旬はいつなのか知っている人はあまり多くありませんが、実際には5~8月ごろが旬だと言われています。梅雨前に収穫が始まり、収穫後20日間くらい乾燥させてから市場に流通されます。5月は収穫後時間の経っていない新ニンニクが流通するので、フレッシュな美味しさを味わえるのはこの旬の時期だけなのです。

■ニンニクレシピ「ガーリックソース」。

 このソースは、ニンニクをゆでてから潰すことで、嫌なニオイが薄れ、後味よく、口当たりがよいソースを作ることができます。使う食材は4つのみです。材料は、なんとニンニク、オリーブオイル、酢、塩だけです。

これだけなのに、美味しいソースが作れてしまうのです。

茹でることでニンニクの甘さを引き出し、オリーブオイルで香りと苦みを風味付けし、酢の酸味が味に深みを与え、最後に塩で味を決めるのです。

『材料』

・ニンニク… 3個

・オリーブオイル… 100ml

・酢… 大さじ5

・塩… 小さじ3/4

『作り方』

  1. 鍋にたっぷりのお湯を沸かして、ニンニクを皮ごと入れてフツフツさせるくらいのほどよい火加減で20〜25分茹でます。(ニンニクを竹串で刺してみて、スッと刺さればOK。)

  2. (1)の水気を切り、ニンニクの粗熱が取れたら皮を剥きます。

  3. ボウルにニンニクを入れてすりこぎで潰します。

  4. (3)にオリーブオイル、酢、塩を入れてよくかき混ぜます。

  5. 清潔な瓶に入れて保存します。

フードプロセッサーがある場合は、皮をむいたニンニクとほかの全ての材料をフードプロセッサーで撹拌させれば、あっという間に作ることができます。

ニンニクソースは、必ず冷蔵庫で保管して、1週間以内に使い切ってください。冷凍保管する場合は、1カ月以内に使い切ってください。

簡単に作れる「ニンニクソース」が完成したら、いろいろな料理に挑戦しましょう。肉や魚、野菜等どのような材料にも合う、使い勝手のよいソースです。

下味にもソースにもニンニクをふんだんに使った「鶏のニンニクトマトソース」はいかかでしょうか?

 基本のガーリックソースを、下味にもソースにも使ったアレンジレシピ。

ニンニクソースを下味に使うので、鶏に香りと味が染み込み、よし美味しさが増します。

ソースは、「ニンニクソース」+「鶏のゆで汁」+「トマト」。ニンニクの香りにゆで汁のコク、トマトの酸味が効き、相乗効果がねらえます。パセリを入れて彩もきれいになります。

■鶏モモ肉のステーキ

『材料』

・鶏モモ肉…1枚

・ニンニクソース… 小さじ2

・[a]トマト… 1個

・[a]パセリ… 3g

・[a]ニンニクみじん切り… 小さじ1

・塩コショウ… 適量

・黒コショウ(仕上げ)… 適量

『作り方』

  1. 鶏もも肉にソースをすり込んで20分下味をつけておきます。

  2. トマトは1cm角に切ります。パセリはみじん切りにします。
  3. フライパンを中火で熱し、鶏モモ肉を皮目から焼き火が通ったら一旦取り出します。
  4. (3)にaを入れて混ぜ合わせ、塩コショウをします。
  5. 皿に鶏モモ肉を盛りつけ、④を上からかけて黒コショウをふります。

■ニンニクジャム

『材料』

・ニンニク:2個

・玉ねぎ:3〜4個

・ハチミツ:50g

・レモンの絞り汁:大さじ2

『作り方』

  1. ニンニクの薄皮をむいて耐熱容器に入れます。

  2. 玉ねぎは薄切りにして(1)に入れます。

  3. 電子レンジ(600w)で12分チンします。

  4. 柔らかくなったニンニクと玉ねぎ、ハチミツ、レモンの絞り汁をフードプロセッサーにかけます。

  5. ピューレ状にドロドロになったら耐熱容器に移してラップをせずに電子レンジで5分チンします。

  6. 清潔な瓶に移し、封をします。

保存期間は、常温で1ヶ月、開封後は冷蔵庫で2ヶ月です。ハチミツの代わりに砂糖等でも作れます。家事に育児に、時間に追われるママにとって電子レンジは無理なく簡単に作れるので、ぜひチャレンジしてください。

ニンニクジャムを常備しておくとたいへん便利です。クラッカーやパンにも合います。ワイン等のおともにどうぞ。

■ニンニクチップスのレシピ

『材料』

ニンニク……1片

サラダ油……大さじ2

『作り方』

ニンニクの下準備をする

  1. ニンニクの薄皮を剥いで芽を取り、薄切りにしてください。

  2. 耐熱容器にニンニクと油を入れます。ラップをせずに600wで2分チンします。確認し、足りなければ混ぜ合わせてから、30秒ずつ追加しましょう。ニンニクが薄く色づいたら出来上がりです。

 作る時のコツは、チンしすぎると焦げやすいので、全体を混ぜ合わせてから様子を見つつ調整してください。

カリッと揚がった「ニンニクチップス」は、肉や魚を焼く場合に仕上げに散らすだけで、芳しいニンニクの香りを簡単に料理に活かせます。またご飯と一緒に炒めれば、食欲がそそられるガーリックライスになります。

揚げた際の油でキノコやエビをいため煮にすれば、アヒージョも手軽に作ることができます。

 ニンニクは、冷蔵保管しておくと、カビが生えやすいですし、また芽が出てきやすく栄養分が吸い取られてしまいがちです。まとめて薄切りにしてニンニクチップスにしていれば、長期保管がきき、美味しいまま食べきることができます。

ニンニクチップスはもちろん、揚げた油も使うことができるので、一石二鳥です。

ニンニクの旬は5~8月ごろです。美味しい旬のニンニクで、カリカリと芳しいニンニクチップスを是非いっぱい作ってください。

ニンニクは、使われているところが球根の部分のため、それ以外は使われないと思われていますが、茎や葉部分も野菜として十分使うことができます。

また、食べるだけではなく薬としても使用されていて、漢方では「大蒜」という名前で親しまれています。また、現在ではサプリメントとしても利用されています。

ニンニクは、中国、インド、エジプト等でも生産されており、日本でも各地で生産されています。

ニンニクパワーの秘密

 ニンニクは、切ったりしてキズをつけると、独特なニオイを発生します。ですが、まるごと生のままのニンニクが臭うことはありません。

ニンニクには硫黄を含む化合成分等が入っており、これらが酵素等によって化学反応していきます。この化学反応の中の行為にニオイを発するものがあります。このニオイの原因となる物質アリシンがリラックス効果、食欲増進、脂肪の代謝等嬉しい効能をもたらすのです。

ニンニクは辛味を感じますが、この辛味はアリシンの特性でもあるのです。ニオイだけではなく、味的にもアリシンが大きく貢献しています。ですが面白いことに、このアリシンは、熱を加えることで辛味の成分が消えて逆に甘さへと変わっていきます。同様に熱を加えると甘さへと変化するものとして玉葱もあります。

ニンニクにはリラックス効果があると言われています。普通、元気が出る料理には、ニンニクが使用されることが多いですが、どんな効能があるのでしょうか?

ニンニクが持つアリシンはビタミンB1と結びつき、アリチアミンへと化学変化します。ビタミンB1の吸収率を良くするのと、またそれをストックできる形へと変えることができるので、ビタミンB1をあまりからだから出さずにすみます。

このため、ビタミンB1の特性である「糖質を分解し、エネルギーを生産でき、皮膚や粘膜を保護する」という作用が長い間続けることができます。これらから、アリナミン錠というビタミン剤が発売されたほどです。

 またアリシンは、コレステロール値の上昇をセーブする効果があると言われています。ほかにもアリシンの持つ抗菌力により、口の中の細菌を抑えてくれます。

また、この抗菌力には食中毒の予防にも貢献します。

食中毒になる細菌やウィルス等に、ニンニクの成分であるアリシンが作用することが知られています。サルモネラ菌や黄色ブドウ球菌などに抗菌力があるとされています。

アリシンは熱を加えた料理法によっていろいろな物質に化学変化しますが、変化後の物質はほとんど硫黄系化合物であり、その物質の中にも抗菌力がありますので、料理をした後でも食中毒に対する効果はありますが、生のニンニクと比べると効果はかなり下がると考えられています。

 ただ、生のニンニクをたくさん取りすぎると胃壁への刺激が強すぎるため、注意してください。

アリシンは、ビタミンB1と結合してインスリンの分泌の促進を早めてくれます。インスリンの分泌が促進されると、糖尿病の改善に向かう効果があると言われています。

ビタミンB1はからだに留めておくのが難しい成分ですが、ニンニクは、手助けになる重要な役割を担っています。

そんなニンニクですが、独特なニオイがあるので、口臭や体臭がどうしても気になります。ニンニクに熱を加えて食べることにより、ニオイは和らぎますが、主菜としてだけでなく、香辛料として使用してはいかがでしょうか?

 ニンニクには肉の嫌な臭みを取り除き、食欲を増進させる作用があります。イタリア料理やフランス料理、中国料理、韓国料理等、いろいろな料理に使用されています。特に中華料理では、茎の部分の炒め物まであります。

バターにニンニクを混ぜ合わせて、パンに塗り、オーブンで焼いたガーリックトーストは、とても芳しい香りがします。このガーリックバターは、パンだけでなく、ステーキと一緒にいただくことも多いです。

日本では、ギョーザの餡の中にニンニクが入っていることが多く、焼き肉のタレやスープの香辛料としてや、パンチをきかせたい時にもよく利用されます。また、鶏のから揚げの下味にもニンニクは必ずと言っていいほど使用されていて、老若男女みんなに愛される味付けを可能にしています。

そんなニンニクの主な使い方はじつにさまざまです。香辛料としてや炒め物に入れたり、タレの一つとして利用できます。ニンニクオイル等、調味料としても利用できます。もちろんそのままでも美味しくいただけます。

 ニンニクオイルはパスタを調理するときに欠かせないものであり、風味付けにも一役買うのでたいへんオススメです。また、ニンニクが持つ抗菌力を最大限に活かしたいときは、ぜひ生ニンニクを利用してください。

 ニンニクを取りすぎると、胃腸が敏感な方は胃腸壁に炎症を起こしたりする可能性があります。妊娠中の方や幼児も危険性が指摘されていますので、食べすぎにはご注意ください。熱を加えたニンニクでも、1日に2~3片ほどにし、幼児はまたこの量の半分くらいを摂取するようにしましょう。

 また、ニンニクの成分物質やユリ科植物にアレルギーや敏感な方は気をつけてください。香辛料のニンニクは刺激があるのが普通ですので、長い時間素手で触れないようするのが得策です。

 ニンニクは健康によく美味しいですが、摂りすぎると不都合なこともあります。以下、ニンニクの成分により不都合が起こった場合の対処の仕方をご紹介しておきます。

ニンニクを摂取しすぎたときの対処法

腹痛の対処の仕方

 ニンニクを摂りすぎると、腹痛を起こす事があります。ニンニクを刻んだり、すり下ろすことでつくられる成分である「アリシン」は抗菌力を持っていて、代謝を良くすることで疲れをとる効能があることが知られています。

ですが、摂取しすぎると、抗菌力が強すぎて、腸内環境を悪くしてしまいます。腸内には善玉菌と悪玉菌が均衡を保っています。

アリシンは悪玉菌に対する抗菌力が高いということですが、摂取しすぎると善玉菌にまで作用してしまうのです。善玉菌が激減し、腸内のバランスが保てなくなり、腹痛が起こってしまうのです。

腸内の善玉菌と悪玉菌の均衡が崩れて起こってしまった腹痛は、ヨーグルトなどの乳製品を食べ、腸内菌の均衡を調節することで多少おさまるかもしれません。

また、ニンニクの強烈な作用は、胃にも良くない効果を及ぼし、胃痛を起こす可能性もあるのです。腸内菌を増やしたいのならば、ほかにチーズ、納豆、キムチなど発酵食品を食べるとよいです。ただし、くれぐれも摂取しすぎには要注意です。

下痢の対処の仕方

 ニンニクから生成される成分のアリシンは、摂取しすぎると腹痛だけでなく下痢を起こす可能性もあります。下痢は便が水分を含みすぎた状態で出されることが主な状態です。

正常な腸内では、胃からきた食べ物を消化し吸収しながら運んでいく蠕動(ぜんどう)運動が行われています。そのプロセスできっちりと食べ物から栄養や水分をからだに上手に吸収できないと下痢になりやすいのです。腸の働きが悪くなり下痢を起こすということなので、やはりアリシンによる腸内菌の均衡が保てなくなることが大きく関係しているのです。また、逆に便秘の症状が出る場合もあります。

ニンニクの撮りすぎにより引き起こされた下痢を治す方法としては、やはりビフィズス菌等の善玉菌が鍵となります。

ただ、冷たい食べ物を摂取すると、下痢をしているのに、またさらに腸を冷やしてしまうため、気をつけてください。ヨーグルトを食べるときには多少レンジで加熱し、温かくしたほうが良いでしょう。

また、ニンニクの摂取のしすぎで胃痛が引き起こされている場合は、牛乳で胃壁を守ろうとするのは、考えものです。なぜなら、さらにまた下痢を起こしてしまう時もあるからです。牛乳の乳糖を分解できない方もいるので、ご自分の体質を考えてから処置をすることが重要です。

吐き気の対処の仕方

 ニンニクの摂取のしすぎで、吐き気をもよおすこともあります。吐き気の原因は、ニンニクの成分のアリシンが関係していることもありますが、アレルギーが原因の場合もあります。

ニンニクの摂取のしすぎによる吐き気がニンニクの成分のアリシンにより引き起こされる時には、やはり胃腸を正常な状態に戻す必要があります。アリシンは胃壁を刺激してしまう危険性もあるので、腸内菌のバランスを崩してしまう可能性があるのです。

上記の症状とおなじように発酵食品等をとることで善玉菌を増やしてください。

もう一つ注意したい症状は、めまいや頭痛からなる吐き気です。ニンニクには血液をサラサラにする効果があるとされていますが、血液がサラサラになりすぎて、血中のヘモグロビンが減少し、貧血を引き起こす場合もあるので、気をつけてください。

それほど摂取した訳でもないのに、ニンニクを食べると吐き気が引き起こされるという時にはアレルギーの可能性が大きいです。ニンニクアレルギーでは、吐き気のほかにも胃腸の違和感を覚えることがあります。

また、くしゃみや鼻水、咳等の症状も現れることがあります。ニンニクアレルギーの時には摂取しすぎでなくてもこれらの症状が現れるため、ニンニク自体を控え目にすることが重要です。

発熱の対処の仕方

 ニンニクの効果効能は、熱が出る風邪等の感染症に対処するために利用されるべきですが、摂取しすぎると逆に熱が出てしまう場合もあります。ニンニクの摂り過ぎによる発熱は、腹痛や下痢の症状と比較するとレアなケースですが、気をつけるにこしたことはないです。

ニンニクの摂り過ぎによって、肝機能障害を起こすことが稀にあり、それで熱を出すことがあるようです。ニンニクの成分であるアリシンが本来備えている抗菌力は細菌やウィルスを取り除く作用があるので、肝臓の解毒作用を助ける場合もありますが、摂り過ぎによって逆にからだのお荷物になってしまうこともあるのです。

また、ニンニクを摂り過ぎることで一旦アレルギーを起こしてしまい、それで熱を出すことがあるようです。アレルギーは熱が出るだけではないですが、もしニンニクをいっぱい摂取した後に熱が出た場合は、念のため問診時にはニンニクを食べ過ぎたことを主治医に話しておいたほうが良いかもしれません。

ニンニクによる胃もたれの対処の仕方

 まず水を飲みましょう。

ニンニクの成分のアリシンは水溶性ですので、水をたくさん飲んで尿として体から排出させましょう。冷たい水は胃腸の調子を悪化させたり刺激になるので、ぬるま湯や白湯を飲むのが好ましいです。

そして消化の良いものを摂取しましょう。

胃もたれの時は、できるだけお腹にやさしいものを摂取することが大事です。空腹でないのなら食べることをお休みしても良いのです。

もし何か食べる時は、おかゆや柔らかいうどん等にしましょう。山芋やキャベツ等もお腹の調子を整えてくれる食材です。

カフェインや香辛料等は胃腸を荒らす可能性があるので、避けてください。また、発酵食品を食べましょう。

ニンニクの摂取のしすぎにより、悪玉菌だけでなく善玉菌が減少している場合、発酵食品を食べることで善玉菌を増加させましょう。

代表的な発酵食品は、ヨーグルトやチーズ、酒粕、納豆や味噌等です。食事の中にこれら発酵食品を上手に取り込み、減少した善玉菌が増加するよう心掛けてください。

 最後に、ニンニクによる胃もたれを予防する方法を4つご紹介しましょう。

  1. 食べ過ぎない

     当たり前のことですが、まずは食べ過ぎないように気をつけましょう。生のニンニクならば1日1片、熱を加えたものならば1日3片くらいが適量と言われています。

    幼児の場合はこの半量ほどにしておくと良いでしょう。

  2. 生のニンニクよりも熱を加えたほうが安心

     生のニンニクはその作用が強力なので、なるべく熱を加えるようにしましょう。生のニンニクの中でも特にすりおろすのは、強烈にからだに作用します。

    ニンニクにだんだんと熱を加えたほうが、生のニンニクよりもニオイもマイルドになり、からだにとって危なげなく摂取することができます。

    その日の体の調子により、ニンニクのからだに対する作用の仕方は異なりますので、そこを見極めながら摂取するのが重要となります。

  3. タンパク質をとりましょう
     ニンニクを利用するメニューを食べると分かっている際は、食事前に牛乳やチーズ等を食べておきましょう。

  4. 空腹時を避けましょう
     強力な抗菌力のあるニンニクの成分を、空腹時に入れるのはやめておいたほうが良いでしょう。
    お腹がすいている時は、すぐに生のニンニクを食べることはやめ、まずは胃腸を荒らさないようなものを摂取しましょう。

 ニンニクは美肌やエイジングケアのためにも積極的に摂取したい食べ物です。
血流の流れをよくしたり、代謝を促してくれたりと、からだにとって良い効果が期待できるからです。

 ニンニクは摂取しすぎると強力な作用があるぶん、不都合が起こることもありますが、上手に活用すればこれほど健康効果の高い食材は珍しいと思います。

 また、日常的にお腹の調子が悪くならないよう、生活習慣を見直しておくことも大事です。お腹が虚弱な状態でニンニクを摂取すると、ニンニクの強烈なパワーに持ちこたえられずに不都合が起こることがあるかもしれません。

くれぐれも、ニンニクだけに頼り切ることはやめてください。上手に利用していきましょう。

 ニンニクが健康に良い食材ということは誰しもが知っている事実ですが、具体的にはどのような効果効能があるのでしょうか?見ていきましょう。

~ニンニクをより有効活用するために~

 ニンニクには約70種類の物質が確認されています。これらの物質がからだの中の脂肪や糖質、タンパク質等と結びついて健康に良い効果を発揮するのです。特に有用な物質の成分は以下のとおりです。

【1】アリシン(アリイン)・・・抗菌作用があります。

【2】スコルジン・・・・・・・代謝を促進させてくれます。

【3】有機ゲルマニウム・・・・・酸素を運んでくれ、ガンの予防に効果があるとされています。

 そしてニンニク単独で摂取するだけでなく、ほかの食べ物と一緒に摂取することで、相乗効果が現れるのがニンニクのすごいところです。どのようなものと摂取するのが良いのかご紹介しましょう。

冷えを防ぐには、ニンニクとビタミンEのセットが有効

 酸化を防ぐ効能があると言われるビタミンEと、血液サラサラ効果があるといわれているニンニクの成分は、血液の流れを活発にします。

さらに本来ニンニクの成分にはからだを温める作用がありますので、冷え性の方には嬉しい効果が期待できます。ビタミンEを多く含んでいる食品は、カボチャやクルミ、アーモンド、アボガド、米、ピーナッツ等があります。植物性の中でもカロリーが高めのものが当てはまります。

疲労からの回復を狙うなら、ニンニクとビタミンBのセットが有効

 本来、からだに取り込まれにくいビタミンBは、ニンニクと一緒にとることで、からだに取り込まれやすいアリチアミンという成分に変わります。

そしてエネルギーの消費を活発にし、代謝を強めて乳酸等の物質をスムーズにからだから放出することにより、疲労回復に一役買うのです。

ビタミンBをたくさん含んでいる食品で代表的なものは、豚肉や枝豆、アサリ、卵、レバー等が有名です。これらを炒めたりして熱を加えることで、ニンニクと一緒に摂取できます。

食欲がないときには、ニンニクとタンパク質のセットが有効

 ニンニクを調理した時に出る芳しい香りは、食欲をアップさせる効果があります。そこでタンパク質と一緒にとることで、さらに消化を助ける作用が見込まれます。タンパク質をたくさん含んでいる食品は、豆腐や納豆等の大豆製品、チーズや肉、魚等です。胃腸が本調子ではないときは、できれば脂っこいものは摂取しないでください。そのような時は淡白な大豆製品とニンニクを一緒に摂取するのが好ましいでしょう。

ストレスや不眠症には、ニンニクと良質なタンパク質、ビタミンC、カルシウムを一緒に摂取するのが有効

 ニンニクは神経の細胞に作用することで、高ぶりを緩和してくれる作用があります。その時に、良質なタンパク質とカルシウム、そしてそのカルシウムの取り込みを手伝ってくれるビタミンCを一緒にとると、嬉しい相乗作用がおこるのです。

ちなみに良質なタンパク質とは、8種類ある必須アミノ酸をたくさん含むタンパク質のことをさします。アミノ酸とはタンパク質の構成要素物質で、そのうち必須アミノ酸とは、からだの中で自らつくることができず、栄養分としてからだに取り入れなければならないものをいうのです。

それらを含む食材は肉や魚、豆腐、チーズ、牛乳、ゴマ、シシトウ、ほうれん草、パセリ等です。炒め物等、熱を加える調理法だとたくさんの野菜を一緒に取り入れることができます。

その他にも、ニンニクの中に含まれる物質は、細胞を若返らせる作用や、健康増進、肝機能の回復を促進、スタミナ増大、血圧の正常化等、たくさんの健康効果があることで知られています。

上手に利用することで、健康に良い効果が期待できるのです。

ニンニクの中に含まれるスコルジニンという成分は、アリシンが熱を加えることで化学変化した物質です。

このスコルジニンには代謝を促進させる効能等が見込めるので、代謝を促進するという利益のために、ニンニクに熱を加えて料理しましょう。

さらに血管を拡張させる効果もあるため、血液サラサラや高血圧の対処法としてニンニクを使用する場合は、熱を加えても問題がないといえるでしょう。

美肌効果が狙えるニンニクの成分スコルジニン

 ニンニクに含まれる成分であるスコルジニンの代謝を活発にさせる働きをうまく使うと、美肌効果が狙えます。肌のターンオーバーを活発にし、若々しさを維持するのに役に立ちます。ニンニクには美肌効果に結びつく、ビタミンCやビタミンEも入っています。酸化を防ぐため、美肌効果が期待できるのです。

スコルジニン自体はなんと無臭です!

ニンニクの成分のスコルジニンは無臭なので、ニンニクのニオイが心配な方でも摂取することができます。ビタミンB1をからだに取り入れ、からだの疲れを取るのに大変有効な成分です。

血管を広げる働きにより、冷え性の解消や、ビタミンB1によって糖質の代謝を促進することによりダイエットにも適しています。

セレンとは

 セレンという成分は、からだに対して不可欠な重要なミネラルです。有毒であることがわかっていますが、からだにとってはごくわずかですが不可欠であることが知られています。サプリメント等で取り入れるときは、摂り過ぎないように気を配らなくてはなりません。酵素等のタンパク質を構成するために不可欠なもので、海藻や肉、卵に入っている成分です。

セレンには酸化を防ぐ働きがあることがわかっています。からだの中で生じた活性酸素を取り除く作用により、エイジングケアに対する処置ができます。

セレンはからだの中にごくわずかしか含まれていませんが、ビタミンEの50~100倍の酸化を防ぐ働きがあることがわかっています。

セレンを適量取り入れることは、ガンの予防や生活習慣病を防ぐのに有効なようです。

男性にとって必要不可欠なミネラルであるセレン

ニンニクに入っている成分であるセレンは、特に男性にとって、なくてはならないミネラルです。セレンは、男性ホルモンの分泌等に関係するミネラルです。セレンが不足することは男性の不妊の原因の一つともいわれていて、男性の更年期障害のきっかけにもなるともみなされています。

近年、男性の更年期障害に関心が集まるようになっています。

セレンが不足するのは、食生活の乱れによるものだとみなされています。ニンニクにもセレンは入っていますので、積極的に利用してみてはいかがでしょうか。

ニンニクに含まれるビタミンB1

 ニンニクが疲れをとるのによいといわれているのは、ビタミンB1がエネルギーを放出するという働きに関係があります。ビタミンB1は食べ物から摂取する三大栄養素である、糖質、脂質、タンパク質の代謝を活発にします。ビタミンB1が足りなくなるとエネルギー不足に陥ってしまい、疲れを感じるということなのです。

ニンニクの成分アリシンがビタミンB1の吸収を助ける

ニンニクのニオイの成分であるアリシンは、ビタミンB1と結合し、ビタミンB1の取り込みを手伝います。アリシンとビタミンB1が結びつくとアリチアミンという物質に変わり、脂に混ざりやすい物質へと変わり、取り込みやすくなるのです。脂に混ざりやすいことでからだに蓄えることができ、長時間疲れをとる効果が維持できます。

ニンニクと豚肉の組み合わせ

 疲れをとるためにニンニクを利用するならば、、ビタミンB1がたくさん入っている食品とぜひ組み合わせましょう。ニンニクと豚肉は疲れをとるには最強な組み合わせです。

ニンニクに入っているアリシンやビタミンB1と、豚肉に入っているビタミンB1の働きで、相乗効果で効能がアップすると考えられているのです。2つの食品は疲れをとるのにピッタリですので、疲れたなと思ったときは早めに摂取するようにしましょう。

ビタミンB1は糖質を分解することでエネルギーを放出します。不足してしまうとからだの倦怠感を感じたり、食欲がなくなったりします。脳は糖質をエネルギーの源として働いているので、ビタミンB1が不足すると、脳への関連も避けられません。ビタミンB1が不足しているままだと、動悸や息切れを発生し、場合によっては亡くなることもあるので注意が必要です。

ニンニクに含まれる成分ビタミンB6

 ニンニクにはビタミンB6がたくさん入っています。水分が40%以上入っている食材の中で、ニンニクは超一流です。ニンニクだけでビタミンB6を取り入れようと思うと大量摂取となってしまうため、ビタミンB6が多い魚等と一緒に取り入れるようにしましょう。カツオのたたきにニンニクは、美味しいだけでなく、ビタミンB6を取り込むのにピッタリです。

タンパク質を代謝する

 ビタミンB6の主要な作用は、タンパク質を代謝することです。いろいろな酵素の作用に不可欠なビタミンで、不足してしまうと不都合が出てきてしまいます。皮膚の炎症を防ぐためにも有効なビタミンとしても知られています。ビタミンB6は腸の中でも生成されていて、腸内の環境を調整するのに力を発揮します。タンパク質をよく摂取する人は、タンパク質の代謝のためにもビタミンB6を積極的に摂取してください。

タンパク質の代謝でも不可欠なのが、免疫細胞への関連です。ビタミンB6は免疫細胞をつくるときに有効に作用しています。ニンニクの成分が風邪の予防に効くとされているのも、免疫の力を強くする作用があるからです。

しかし、ビタミンB6は、抗生剤を摂取すると不足しやすくなります。

ビタミンB6は腸内細菌からも生成できるため、不足することはあまりありません。ですが、抗生物質を長いあいだ摂取していると、腸内環境が乱れてしまい、ビタミンB6があまり作られなくなるので気をつけてください。

皮膚の炎症がなかなか治らない人、貧血気味の人、月経前症候群がある人等も、ニンニクに入っているビタミンB6をとることは重要です。

ニンニクの成分にはアリシンやビタミンB1等があります。これらの成分により疲れをとるとされており、スタミナ増強を期待してよく利用されます。

毎日ニンニクをとるのが困難なときや、ニオイが心配な人は、ニンニクが入っているサプリメント等も利用してください。ニンニクの成分はガンの予防や、生活習慣病の予防にも有効だとされているので、毎日続けて摂取することが重要になってきます。

健康が一番なので、手軽に取り入れられ、からだのためにもなることを、いつもの食事からはじめて欲しいと思います。

~黒ニンニクとは?~

 疲れをとり、スタミナがつき、栄養満点、生活習慣病を防ぐにも適している成分が入っている食品として「黒ニンニク」が有名です。

黒ニンニクの成分は、滋養強壮に良いとしてよく紹介されているのですが、普通の白いニンニクを熟成させることにより、ニンニクのからだに良いとされる成分が何倍にも増加します。ニンニク自体がアミノ酸に化学変化することにより、疲れをとったりスタミナ増大、病気に対する抵抗力が増す等のパワーを発揮します。

年を取るごとに抵抗力がなくなっていると実感しているのに、仕事や遊びもまだまだ諦めたくない。早寝しても朝起きるとなんだかスッキリせず、またすぐ疲れを感じる。こんなに健康に気を使っているのに、栄養ドリンクやサプリメントが不可欠。そんな方々に、黒ニンニクはピッタリです。

皮を剥くだけで、まるでプルーンのように甘く美味しく手軽に食べることができ、食べた後もほとんど口臭がないので、気にせずどこでも食べられます。健康によい成分がたくさん含まれている黒ニンニクは、たいへん人気があります。

 ニンニクの成分が血液をサラサラにする効能は、きゅうりやレタス、人参、トマト等の野菜よりも効果があるとされていて、食材の中でもトップクラスです。黒ニンニクは生活習慣病を防ぐとされている、ポリフェノールが多く含まれています。ポリフェノールには血液をサラサラにして血管を広げる作用があるとされています。

血の流れが改善されるので、高血圧や心臓病、動脈硬化等の生活習慣病を防ぐ手伝いをしてくれます。

いろいろな病気に対する抵抗力を高める作用もあります。普段から黒ニンニクを食べるようにしていると、インフルエンザ等病気にかかりにくくなるかもしれません。

ニンニクにしか入っていないとされるS-アリルステインという成分は、細胞を酸化するのを防いでくれます。

 酸素は、からだの中に入るとその一部は毒性のある活性酸素となってしまい、細胞を酸化させてしまいます。酸化とは、鉄が錆びてしまうのと同様で、人のからだが酸化すると、疲れを感じたり、老化がすすみ、衰えが顕著になる等、不調になる原因だと言われています。

黒ニンニクの成分は酸化を防ぐ作用がありますので、美容やエイジングケアを望む方に最適です。また疲労を回復したいときや滋養強壮剤としてたいへん手軽な食品です。

 味はまるでドライフルーツを食べているような感じなので、しっとりとして甘く、続けやすいのが特徴です。たくさんの種類の黒ニンニクがありますので、味比べをしてみるのも良いかもしれません。

黒ニンニクは健康食品としてかなり優秀なのです。

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