体に良いニンニクの秘密を探る

ニンニクの秘密を探る

 ニンニクは薬として重宝されてきました。ニンニクにはいろいろな薬としての効き目があることが知られています。

昔から一般的に薬として使われてきました。この薬としての効き目については完璧に証明されているわけではありませんが、ニンニクの独特な成分である有機イオウ化合物が大事な役目を担っていると思われます。

ニンニクの主な物質

  1. アリイン
     味やニオイが無い特殊なアミノ酸です。細かくしたりすりつぶすと、アリナーゼの作用により嫌なニオイを発します。

  2. アリナーゼ
     反応速度をはやめる働きをする酵素です。ニンニクの細胞がこわれるとアリナーゼの作用により、アリシン・ジアリルジスルフィド等の成分がつくられます。熱を加えると作用が鈍くなりニオイが弱まります。

  3. アリシン
     アリインがアリナーゼの働きにより作り出される硫黄性の化合物質です。影響性が出やすく働きかけがあり変わりやすい成分で殺菌作用もあります。

    その成分としてのアリシンの効用についてニンニクと言えばスタミナがつく優秀な食べ物として、古くから愛用されてきました。その効能を担うのがアリシンという物質です。

    アリシンは、ニンニクの特徴的なあのニオイの元となる物質です。ニンニクにいろいろな良い影響を与えるのはこのアリシンのおかげです。たとえば、からだの疲れをとる、生活習慣病を防ぐ、血の巡りを良くする、体力の回復、便秘や下痢の治癒等、実にたくさんの健康に良い作用があります。そのほかは、糖尿を予防したり、食欲を刺激し、からだを作る等の効用も期待できます。

  4. ジアリルジスルフィド
     アリシンが解体してできるニンニク油の主な物質です。嫌なニオイがありますが、殺菌作用や良い効き目もあります。

  5. アホエン
     アリシンに熱を加えるとできる成分です。止血する有効性や殺菌有効性があります。

  6. アリチアミン
     アリシンとビタミンB1が結びつくとできる成分です。
    その成分のアリチアミンの効用について

    アリチアミンはからだの神経に対し反応することで、伝達物質であるアセチルコリンの分泌を活発化するよう促し、からだの筋肉に呼び水的な働きをすることから、それゆえにスタミナがつくようになります。また性腺ホルモンや成長ホルモンの増殖を活発化して、からだ全体に影響する内分泌腺を生み出すことに貢献することが分かってきました。

  7. スコルジニン
     ニンニクの中のある成分と糖類が結びついてできる成分です。ニンニクの物質ですが、嫌なニオイが無く、スタミナがつき、がん予防に役立ちます。

  8. ゲルマニウム
     ニンニクの中にふくまれるミネラルの一つです。酵素を全体に与える作用があり、疲れをとり、体力増進に役立ちます。ガン予防の有効性があることも認められています。

  9. メチルアリルトリスルフィド
     血管を詰まらせるのを防ぐ有効性があります。血管が固まるのを予防して脳梗塞や心臓病などの血液疾患を予防します。

ニンニクの成分によって健康な体へ影響を及ぼすこと

カゼの予防に有効と言われている理由

 カゼをひく主な原因はからだの疲れからくると言っても過言ではないでしょう。

ニンニクの成分にはからだの疲れを治して、スタミナを増大させる作用があります。またニンニクにはからだをポカポカにする作用があります。ニンニクの中の物質であるアリシン、スコルジニン等には、血の巡りを良くして、からだをポカポカにしてくれる機能があります。

その中でもアリシンの細菌を殺す力はたいへん強く、12万倍に薄めた液でも細菌等に効き目があると言われています。抗菌作用が大変強いため、カゼの菌も退治してくれます。からだをポカポカにしてくれる上に、強力な抗菌作用により、免疫力が高くなるため、カゼをひきにくくします。

アレルギー性皮膚炎

 このほどニンニクの入っている風呂がアレルギー性皮膚炎に有効だということがわかってきました。アリシンが血の巡りをよくしてくれるからではないかと考えられています。

更に肝臓にも良い影響があると言われています。二日酔いには野菜としてのニンニクが良いというのは昔から言われていることです。ニンニクが細胞全体に働きかけ、肝臓を改善して、守ってくれます。

糖尿

 糖尿病を予防するには、糖分の化学反応を積極的に起こさせるようにし、膵臓でインシュリンをたくさん出させることが重要になってきます。ニンニクの成分であるアリシンとビタミンB1が結合してできるアリチアミンは、糖分の化学反応におおいに役立ちます。またアリシンはからだのビタミンB6と結びつき、膵臓の動きを活発化させます。

ぜんそくと気管支炎

 ぜんそくや気管支炎になると大変つらい病状の一つが、せきとともに出る痰です。ニンニクには痰を除去してくれる成分が入っているので、ある程度病状を和らげてくれるのです。気管支炎が回復に向かったという事例があるくらいです。

高血圧

 高血圧の原因の一つに、加齢などにより血管が硬くなる上に、長年の溜まった汚れで血管の中が細くなり、コレステロール・中性脂肪などの影響でいわゆるドロドロ血になるため、血流が悪化することがあります。ニンニクの成分にあるアリシンは、血管を拡張して、血管の中の溜まった汚れを除去してくれます。コレステロールを下げる作用も見受けられます。

滋養強壮薬

 昔から野菜としてのニンニクは、滋養強壮に良いとされてきましたが、現代においても分泌ホルモンに刺激を与えるなどの有効性が示されています。ニンニクのこの有効性はすぐに効き始め、食後6時間~12時間で有効性が現れるとされています。

ストレスによる老化

 近年、老化、成人病は酸化ストレスが原因だと言われるようになってきています。もちろん私たちはもともと、酸化ストレスから避けるための能力は持っていますが、その作用も年齢を重ねるにつれ弱くなってきます。ニンニクは、ジアリルジスルフィドとアリキシンという大いなる殺菌成分が配合されており、どちらも酸素と結合しやすい特性を持っています。これらの成分が酸化されることで酸化ストレスの害を予防できるのです。

動脈硬化やコレステロールの低減

 アリシンに熱を加えて出来るアホエンは、血管を詰まらせるのを防ぐ有効性やコレステロール値を下げてくれます。動脈が硬くなるのを防ぎ、血液をドロドロからサラサラに変えてくれます。また、血流が良くなり、肩コリや冷え、神経痛等の症状にも効き目があります。

血栓の生育を先送り

 ニンニクの成分は、血管が詰まるのを予防する作用が高いです。血管が詰まるのは、心臓病や脳卒中等でよく見られる病状です。それらの起きる構造は以下のとおりです。

  1. 高血圧や糖尿病が原因で、血管の動脈が硬くなり、少しの刺激でも破れてしまう「動脈硬化」が起きます。

  2. 動脈硬化が進行すると、血管の内側の膜が厚みを増し、いわゆる「コブ」ができます。この「コブ」が破壊されると、血液の中の物質である血小板が、破れた部分を修復しようと集まることで「カサブタ」のような血栓になってしまいます。血管の内側にできる「カサブタ」こそが、血管が詰まってしまう原因になります。

この恐ろしい症状を抑制する成分が、ニンニクには組み込まれています。つまり血栓の生育を先送りするということなのです。

ニンニクにはメチルアリルトリスルフィドというニオイ物質があります。この物質は「カサブタ」ができるのを増幅させるトロンボキサンA2という物質を作らせない有効性があります。血小板の固まりを防ぐ薬として欧米で普通に使用されているアスピリンと似たような有効性があります。

血小板が固まるのを先送りする作用は、ニンニクに組み込まれたいろいろな物質で確認されていますが、メチルアリルトリスルフィドというニオイ物質が一番有効であることが分かっています。

殺菌力

 アリシンには殺菌するという強烈な力があります。アリシンを12万倍に薄めたとしても殺菌する有効性を失うことはなく、コレラ、チフス、ブドウ球菌、大腸菌、結核菌等を殺菌するほどの力があると言われています。

ニンニクによって殺菌できる感染症は、72種類にもなると言われています。カゼやインフルエンザウイルスにも殺菌作用があります。

これほどの強力な殺菌作用は、ニンニクが外敵等に襲撃された時に保身のために有効なものであると考えられており、ペニシリンやマイシンにも劣らないといわれる殺菌力は、ニンニクが自然界の抗生物質といわれるほどです。

ニンニクの物質には、いざという時のための力が出せるという効用もあります。

交感神経を刺激して、アドレナリンやノルアドレナリンという物質を放出させます。ニンニクを食べた後は、やる気全開になるのはこの効用によるものです。

アドレナリンもノルアドレナリンも、神経伝達物質として重要な役割を果たしています。わたしたちのからだに興奮系のシグナルを伝達するのが主な働きです。ニンニクのニオイ物質のアリシンが分断して作成されたジアリルジスルフィドなどの成分が、これらの物質の放出を促進させます。

エイジングケア

 ニンニクには、サチバミン複合体といわれる有効的な物質があり、細胞のエイジングケアに貢献しています。血の巡りをよくして、体力を回復させ、肝臓病の改善を促したり、スタミナ増大、血を増やしたり、ビタミンをからだにとどめておく作用が大きいことが分かっています。

栄養面での評価

 スタミナがつくことで有名なニンニクは昔から、からだの疲れをとり、新陳代謝を促してくれるスコルジニンという物質があります。このスコルジニンが新陳代謝をうながしてくれることにより、からだに摂取した食べ物は十分に取り入れられ、からだ中に染み渡ります。

また、ニンニクのニオイの素であるアリシンもニンニクの役目を十分に果たしています。ビタミンB1を取り込み、からだの疲れをとり、カゼや気管支炎の主な原因になる連鎖球菌やブドウ球菌を殺菌する力が非常に強く、からだの抵抗力を強める作用がわかっています。これらの効用は生でニンニクを食べた場合に現われ、お疲れモードの時や、カゼの引きはじめの時に、一片のニンニクを生で食べると、たちまち元気になります。

コレステロール値を下げる作用や、血の巡りを良くする作用、咳を止める作用等もあり、安心安全に健康を維持できます。良い効き目ばかりです。熱を加えると殺菌有効性は多少落ちますが、嫌なニオイが多少マシになるのでおすすめです。

個人的にはニンニクの独特なニオイとともにスパイスとしてのニンニクの「芳しい香り」も無くしてしまうことになるので、せっかくのニンニク料理が楽しめないというデメリットもあると思います。

からだに良いことばかりのニンニクですが、過食は禁物です。なぜなら食べ過ぎると貧血になりやすいと言われているからです。収穫する上限は、生のニンニクなら1日につき1片、熱を加えたニンニクなら1日につき3片ほどが良いとされています。

毎日ではなく、2~3日に一回で十分です。収穫する量は、あくまで個人差があるので注意が必要です。

まずは少なめに取り入れ、様子を見てください。摂取量が多すぎると、腸内の善玉菌までも規制してしまいます。美味しいからといって、ニンニクは食べすぎないよう、ご注意ください。

  • 昔から薬として愛用されてきたという歴史があるニンニクにはたくさんの栄養素があり、からだに良い有効性をもたらします。
  • 高血圧や動脈硬化
  • 悪性細胞の増殖の予防
  • スタミナがつく
  • コレステロールや中性脂肪の低減
  • 体力向上
  • 消化を促し、栄養素をからだ伝達

ニンニクはからだの健康と長生きするための良い野菜とされています。ガーリックパワーで健康な生活を手に入れてみましょう。

ニンニクは、はるか昔から、日本だけでなく、エジプトやヨーロッパ、中国、韓国等、たくさんの国でスタミナがつく食べ物や香辛料として愛用されてきました。

古代から、どんな料理にも合う美味しい食べ物としていろいろな料理に幅広く使用されてきましたが、最近では、ヘルシー志向も相まってニンニクを使った料理を好きこのんで食べる人たちがますます増加しています。独特なニオイを嫌がる人もいますが、慣れてくるとそのニオイが芳しく、食欲が止まらなくなる人もいます。

からだにも良いうえに食べても美味しいニンニク。摂取しない理由は見当たりません。

からだの健康に良いとされる物質

 ニンニクの中に含まれている物質単体について考察します。ニンニクの中にある成分は、まず中枢神経に働きかけ、鎮静と安定に役立ちます。

脂質を分解する作用もありますので、血管を広げ、血の巡りを良くします。血管の内側の汚れ等は排除されていき、ストレスが原因でおこる神経性の便秘や下痢、肩コリ、胃の痛み等にも有効性があるとされています。

  1. 循環器
     血の巡りを良くして血の流れをよくして血管が塞がらないようにします。動脈硬化や高血圧、血液が凝固する血栓症等の悪玉コレステロール値の低減に貢献したり、血管を強くしたりします。

  2. 消化器
     消化器系の性能を活発にして、食欲を増進させます。消化や食欲増進と消化器の改修・予防、肝機能の性能を助けます。

  3. 呼吸器
     酸素と二酸化炭素の入れ替えをスムーズにできるよう作用します。栄養素をからだの隅々まで行き渡らせるよう促してくれます。エネルギーの分解の促進を図ります。

  4. 神経
     自律神経の動きを活発化させ、緊張をほぐしてくれます。神経痛や更年期障害、緊張を和らげる作用があります。

  5. 筋肉
     筋肉の血の巡りを良くするので、からだをポカポカにあたためてくれます。

  6. 皮膚
     殺菌をしてくれるので、皮膚の細胞を活発にすることができます。美肌にしてくれたり、水虫や痔等にも有効性があります。

  7. 内分泌
     ホルモン等の分泌の活性化を助長してくれます。

  8. 免疫
     からだに元からある免疫力を促進する作用があります。

  9. 血の巡り
     アリチアミンは、血管の細胞分裂を活発化させることにより、しなやかな弾力性を持続させ、さらに赤血球、白血球、血小板に異常をきたしたために血の流れが悪くなったいわゆるドロドロ血をサラサラにする有効性があります。血管をしなやかに丈夫にし、血の流れも良くなるため、からだ全体のエイジングケアに役立ちます。

  10. 糖の分解
     アリシンがビタミンB1と結びつくことにより、より威力のあるアリチアミン(活性持続性ビタミン)に変化して、持続的に糖の分解を促してくれます。

  11. ナトリウム
     カリウムはミネラルの種類の一種で血液の中のナトリウムを排除し、血圧を安定させてくれます。その結果、高血圧を回復させてくれます。

  12. ストレス
     ストレスとは神経等に緊張が加わったとき、からだに起きる良くない反応のことです。精神上ではやる気をなくし、イライラがつのり、不安からくるうつ症状が現れることもあります。身体上では、頭痛や肩コリ、腰痛、動悸、息切れ、胃の痛み、食欲不振、不眠、便秘、下痢等いろいろな病状が現れることがあります。アリチアミンは、脳や神経の異様な緊張状態を和らげてくれ、からだの状態を正常にもどしてくれる働きをしてくれます。お腹の調子を整え、からだをポカポカとあたためることで、下痢や不眠を改善してくれます。

  13. からだの疲れ
     ホルモンの分泌を促進してくれることもからだの疲れをとる理由の一つです。からだが疲労する原因の一つは、ビタミンBの不足が原因の場合があります。ビタミンBが不足すると、エネルギーを発生させる糖質が十分に分解できないので、からだに倦怠感を覚えます。そのからだの疲れを取り除く作用がニンニクにはあるのです。

  14. 食欲増進
     物質であるアリシンが胃の粘膜に刺激を与え、胃液を出すよう促すので、消化を助けます。アリシンをお肉と一緒に摂取すると、タンパク質を固まらせ、胃への刺激を少なくします。腸や肝臓にも同様の有効性があります。ただ、生野菜のニンニクを一度にたくさん摂取しすぎると、強力に刺激することになるので、お腹をこわすこともあります。

  15. 美容
     生野菜のニンニクには細胞を活性化する働きがあり、からだ中の細胞を元気にさせるので、皮膚の若返りに役立ちます。また血管を広げることで、血の巡りを良くするので、皮膚の細胞分裂が活性化し、若見え肌を持続させます。

  16. 腸を整える
     お腹の調子を整えるのは、腸内細菌に対して良い影響を与えるとともに、からだをポカポカに温めることで血の巡りを良くしてくれるためです。通常、慢性の便秘や下痢は腸内のビタミンB1を分解するアノイリナーゼが異常繁殖することで、正常なバランスが崩れることにより、これが原因で便秘や下痢になってしまうのです。生野菜としてのニンニクを摂取するとアノイリナーゼの繁殖を抑制するとともに、アリチアミンが腸の壁を刺激することで血管を広げ、腸の働きを整えます。

ニンニクのニオイについて

 ニンニクに熱を加えると健康有効性はなくなるのでしょうか?
多少は、有効性が弱まることはありますが、熱を加えてもアリインそのものは自滅しませんので、ニンニクの健康有効性がなくなることはありません。

ニンニクの物質であるアリインは、からだの中にあるビタミンB6との相乗有効性によってだんだんとアリシンに変化していきます。このアリシンが様々な健康有効性を生み出します。

この時もアリシンはニンニクの独特なニオイを発生させますが、ビタミンB6は一つのところに大量に発生するわけではないため、アリインは少しずつアリシンに変化するため、強烈なニオイを発生することはありません。

独特なニオイがするニンニクの歴史をひもといてみましょう。

その独特なニオイから仏教の決まり事で使用を回避しなければならなくなったという歴史があります。

しかし、はるか昔の江戸時代の料理本や明治時代以降の情報にもニンニクは掲載され、戦後の日本で、肉料理等と併用される食べ物として、おおいに世の中の食文化として取り込まれるようになりました。

ニンニク料理は「ニオイ」だけでなく、「スタミナがつく」「活力が湧き出る」といった体力面での作用も大きいと言われています。しかし、そのように言われるのはどうしてでしょうか?

また、ニンニクのからだに対する影響はまだ他にもあるのでしょうか?

こうしたニンニクのからだに対する影響は、実は、ニンニクの独特のニオイと、ニンニクのからだに対する作用に、密接な関係があるのです。

まず、そもそもなぜニンニク料理は独特なニオイがするのでしょうか?

ニンニクにとって、あの独特なニオイを放つのは、「敵対の回避」があるためです。敵対の回避する有効性とは、敵を追い払う有効性をいいます。

自分が食べられるのを防ぎ、細菌やウイルスの感染を回避できれば、長生きできる可能性が大幅にアップします。そのためにニンニクは、多くの敵となる生きものや細菌、ウイルスが避けるあの独特なニオイを発していると言われています。

しかし、現在スーパーマーケットなどに売られているニンニクには、あまり独特なニオイを感じることがありません。

実は、あの独特なニオイの元となる物質は細胞の中に含まれており、また別の細胞の中にはニオイを発する酵素が含まれています。細胞が傷つくとき、この2つの物質が結びつくことで、あの独特なニオイが放出されるのです。

ニンニクの中にある物質には、ニオイが無いアリインという成分が含まれています。また別の細胞にはアリイナーゼという酵素が含まれています。

たとえるなら、ニンニクを生のまま食べると、ニンニクの細胞に傷がつき、アリインとアリイナーゼが結びつくことになります。そうすることによって、この2つの成分が化学反応を起こし、別の「アリシン」というニオイ物質が作られることになります。こうやって、あの独特なニオイが生成され、敵を追い払うことができるまでになったのです。

ニンニクから放出されるニオイ物質には、硫黄元素のSがたくさんあります。

アリシンには他に、ニンニクの細胞に傷がついたときにできる菌を殺す殺菌作用もあることがわかっています。

ニンニクの独特なニオイを避けたいと思っている人は多いです。ニンニクのニオイで敵を追い払うという作戦は有効だったと思います。

しかしながら、あの食欲をそそる独特なニオイが好みだという人もいるのではないでしょうか?これは、ニンニクにとっては予想外のことだったかもしれません。そのおかげで放棄されず、今日までニンニクを栽培し、増やしてもらえたのです。

からだに対する良い効用を考えるなら「ニオイ」のあるニンニク料理を食べましょう。

ニンニクの成分のいろいろな体への影響を見てきましたが、これらの影響にほぼ全部該当する共通点があります。それは「ニオイ」の成分がからだに良い働きかけをしているということです。エネルギーを生成する材料となるアリシン、血小板の固まる有効性を抑制するメチルアリルトリスルフィド、悪性細胞の成長を抑制するジアリルトリスルフィドがあると言われています。

いずれもニンニクの中にある物質は、あの独特のニオイがもたらす有効性なのです。 

●ニンニクのニオイはどのように放出されるのでしょうか?

 ニンニクに入っている物質であるアリイン自体には、ニオイはありませんが、刻んだり、すりおろしたりすることによって、細胞が壊れると、ニンニクの中にあるアリイナーゼという酵素の作用によって、ニンニクのニオイを放出させるアリシンに変化し、あの独特なニオイを感じるようになります。

ニンニクは細胞が傷ついたときの化学反応として、アリインとアリイナーゼを結合させることにより、ニオイを放ちます。また、ニオイがでないニンニクやニンニク料理を食べたとしても、からだに対する効能はニオイのあるニンニクに比べるとあまり強くありません。

ニオイが無いといういわゆる無臭ニンニクもあるようですが、無臭ニンニクには、ニオイの元になる物質を排除しており、ニンニクとはまた違う植物であることもあり、ニオイに有効性効能があるということからすると、ニオイの無いニンニクにはあまり健康有効性を望むことができません。

他にも、ニンニクに熱を加えた料理についても、からだに対する健康有効性は多少弱まります。熱を加えることにより、アリイナーゼという酵素が破壊されてしまうので、アリインがニオイの物質に変化してくれないからです。手軽に調理できるので人気のある、ラップに包みレンジでチンした、いわゆる「ほくほくしたニンニク」などでは、ニオイが弱くなるので、食べやすい反面、からだに対する良い影響も弱まってしまいます。

 では、いったいどういったニンニクの食べ方が、からだに対する良い影響力がマックスになるのでしょうか?

生ですり下ろすことで、当然ニオイは放出されるので、強力な有効性効能が得られます。ただ、多く摂取しすぎると成分が強すぎるため、胃の壁に炎症が起きるので、注意してください。

ニンニクの中にある物質で、からだに対する良い影響を受けるためには、あの独特なニオイが必要不可欠であることはよくお分かりいただけたと思います。

からだに対する良い影響を期待するなら、ニンニクの独特なニオイは、切っても切り離せない関係にあります。独特なニオイのニンニクの中にある物質をからだに摂取するのは、からだをいたわることなのだと、考え直してほしいのです。

 ニンニクの中にある物質は、たくさんからだに良い影響を与えてくれます。

人のからだには、生存する上で、必ず取り入れなければならない栄養素があります。炭水化物や脂肪、必須アミノ酸、ビタミン等です。しかし、生野菜のニンニクに入っている物質には、必ず取り入れなければならない栄養素はありません。残念ながら、生存するにおいて、必須の食べ物というわけではないのです。

様々な食べ物がある中で、メジャーではないですが、健康に気を遣うならば、野菜としてのニンニクを上手に収穫する方法も視野に入れることも検討していては如何でしょうか?

日本の太古昔から、ニンニクは人から遠ざけられる食べ物でした。それはやはりあの独特なニオイのせいでした。しかし、ここ最近、肉料理や油を用いる料理が日本でも人気になり、それらの料理ととても相性の良い香辛料としてニンニクが重宝してきました。それに加えて、健康を促進する有効性もわかってきました。

食べ物の長い歴史において、今日、ニンニクの特性が見直されるターニングポイントです。日本での食べ物としてのニンニクは、新たな一歩を踏みはじめたのです。

それでも、ニンニクのニオイをどうにかしたいという方がいらっしゃるでしょう。

ニンニクのニオイを消すにはどうすればよいでしょうか?

熱を加えたり、塩水等に浸しておくと、ある程度ニオイを抑えることが出来ます。熱を加えると、生で食べたニンニクの40分の1ほどに、さらに長い間熱を加えると200分の1ほどになると言われています。

ニンニクのニオイを和らげる方法とは?

 ニンニクのニオイが気になる場合は、旬の野菜やフルーツとともにいただくとニオイが和らぐと言われています

旬の野菜やフルーツには、多くのカルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄等が入っているので、それらがニオイの元となるアリシンを囲い込み、ニオイを低減したり、和らげたりします。旬の野菜やフルーツがない場合は、食物繊維の多い野菜やフルーツでも良いでしょう。たとえるなら、芋、ゴボウ、人参、大根等の根菜類が良いでしょう。

ニンニクのニオイを和らげるおすすめの料理方法は、ニンニクを油で囲い込むという料理方法です。刻んだニンニクをお好みの油と混ぜておき、それを炒めて油でコーティングすれば、ニオイを留まらせることができるのです。ニンニクの素揚げや、ニンニクオイルでの炒め物などが代表的なものです。

 ニンニクの中の物質であるアリシンは、酸素にさらされるとニオイを発生させるため、できる限り酸素に触れさせないように丸のままで調理することが一番良いでしょう。例えば、小片に分離して薄皮を剥き、粒ごとホイル焼きにしたり、油で揚げたり、蒸したり、レンジでチンしたり等の調理をすると、あまりニオイが気にならないでしょう。

また、ニンニクを食べた後に、以下のようにするとニオイが和らぎます。

  1. 牛乳を噛むようにして飲む
  2. コーヒー豆を5~6粒噛みくだいてからうがいをする
  3. 味噌汁を飲む
  4. ジャスミンティー、プーアール茶、ほうじ茶、コーヒー、ハーブティー等を飲む
  5. クレソンやパセリなどの香草野菜とともに食べる

ニンニクのニオイはどれくらいで消えるのでしょうか?

   ニンニクのニオイは、口の中に溜まったニンニクが匂う直接的な口臭の場合と、からだの中の体内に取り込まれた体臭の場合の二通りがあります。

口臭によるニンニクのニオイは約3時間で気にならなくなります。ですが、体臭になって放出されるニンニクのニオイは気にならなくなるまで時間がかかります。厄介なのは、体臭から出ている部分の腸や肺から放出されるニンニクのニオイは口臭にもなって放出されるので、体臭+口臭となり、気にならなくなるまで時間がかかってしまいます。

ニンニクは消化され、からだに取り入れられた後、血液中を流れることでからだ中に行き渡ります。流れている時もニンニクのニオイ物質は留まっているため、からだの中からニンニクのニオイは放出されることになるのです。

このように、体臭によるニンニクのニオイが気にならなくなる時間は、ニンニクの食べた量や食べた人の分解能力によって異なりますが、普通、15時間ほどはニンニクのニオイは放出され続け、全く気にならなくなるにはまる2日間ほど要すると言われています。

体臭のニンニクのニオイを消し去るためには?

   ニンニクのニオイ物質は血管を通って、からだ中に放出されますので、ニオイを消し去るためにはニオイ物質を解体した上で除去しなければなりません。ということは、一旦からだの中で消化し、取り込まれたとなるとニンニクのニオイを消し去ることはたいへん困難になります。

よって、ニンニクのニオイを消し去るためには、ニンニクを食べる前と食べている最中、そして消化をする前までに処理をしなければなりません。ニンニクのニオイを消し去るための一般的に知られている処理方法をお教えします。

  1. 熱を加えてから料理する
     ニンニクの嫌なニオイは、ニンニクに入っている物質であるアリインがアリナーゼという酵素と化学反応を起こして、アリシンになる時に放出するということはお話しました。

    このアリナーゼは加熱すると壊れやすく、茹でたり、焼くことによって、アリナーゼという酵素は作用をしなくなり、アリインは残留しているにも関わらず、ニンニクのニオイは放出されません。

    以上を踏まえ、ニンニクを刻んだりすり潰す前にあらかじめ熱を加えておくことがニンニクのニオイを消し去る手軽な方法だといえます。この時、電子レンジで熱を加えるとたいへん手軽にできます。
  2. 肉や魚の料理とともに摂取する
     アリインがアリシンに変化する時、タンパク質、脂質、糖質、ビタミン、カルシウム、リン等と結びつくことによってアリシンを囲い込み、その機能を増進させることにより、ニンニクのニオイを低減する有効性があります。

    ステーキや焼肉、または魚を料理するときにニンニクと一緒に料理すると、肉や魚の独特な生臭さがかき消され、またニンニクのニオイもともに低減してくれます。

    このようにニンニクを肉や魚とともに摂取することで、アリシンが肉や魚のタンパク質と結びつき、ニンニクのニオイを低減してくれるのです。
    さらには、レモンや生姜、春菊等はニオイを防いでくれる効能が高いのでニンニクとともに調理した肉や魚料理に付け加えるとなお良いでしょう。
  3. ニンニクを食べた後はすぐにりんごを食べましょう。
     りんごは、ニンニクのニオイを無くすフルーツとして有名です。これはりんごにニオイを消す有効性があるといわれているポリフェノールや酵素が入っているためです。

    ほかのフルーツにもニオイを消す有効性がある物がありますが、りんごはポリフェノールや酵素の有効性とともに清々しい香りがニンニクの独特なニオイを消し去る機能もあり、フルーツの中では最もニオイ消しに最適だとされています。

    また、りんごを食べる時はニンニクとともに食べることが一番ですが、それではあまり美味しくなくなりますので、ニンニクを食べた直後にりんごをいただくようにしましょう。

  4. ポリフェノール成分を含むものを摂取する
     ポリフェノールは抗酸化物質としてよく知られていますが、ニオイを消す有効性があります。ポリフェノール成分が入っている食べ物はたくさんありますが、ニンニクとともに食べることができる野菜類は適していると思います。

    野菜類の中でポリフェノール成分が多いのは、パセリやホウレンソウ、ゴボウ、ウド等です。

    また、野菜類以外ではフルーツであるりんご、ブルーベリー、プルーン等がニンニクのニオイを消し去る作用があります。チョコレート等にもポリフェノールは含まれています。

  5.  食べた直後に牛乳等の乳製品を飲むと良い牛乳などの乳製品もニンニクのニオイを抑制する飲み物としてよく知られています。これは乳製品に入っているタンパク質や脂質がアリシンを囲い込むためだと言われています。ニンニク料理を食べたあとに牛乳を飲むのは、後味が悪く、有効性がないように思われがちです。
  6. お茶を飲むと良い
     お茶に入っているカテキンやフラボノイドという成分には菌を殺す力が強く、加えてニオイを消す作用も高く、ニンニクのニオイを消し去るにはたいへん有効性があるとされています。

    お茶の種類の中でも、緑茶よりもウーロン茶やジャスミンティー、マテ茶などは有効性が高いと言われます。近年よくみる「濃いお茶」等も有効性があります。
  7. 歯をみがいたり、うがいをする
     一番ノーマルな方法ですが、歯をみがいたり、うがいをするのはニンニクのニオイを消し去るには簡単かつ即効性が高い方法だと言われています。ただし、有効性があるのは、口臭のみですので、残念ながら消臭有効性は長続きしません。
  8. ガムを噛む
     ガムを噛む方法も歯磨きやうがいと同じくニンニクのニオイを消し去るには長続きしません。口臭のみに効く方法です。

    ただし、ガムの香りが続いている間には、ニンニクのニオイをかき消せるので、ガムを噛み続けると有効的です。
  9. ミンティア等の清涼剤
     ミンティア等の清涼剤を使用するのも有効的です。ガムとは違い、直接胃に届くのでよいのですが、ニンニクのあの強烈なニオイを完全に消し去るには物足りないようです。
  10. 運動等で汗としてからだの中から排出する
     運動等をすることで、からだの中からニンニクのニオイ成分を排出します。水をたくさん飲んで、運動をしたり、半身浴やサウナに入って汗をかくことで、ニオイ成分を外にだします。汗をかくのに時間はかかりますが、からだの中からニオイ成分を出すので、消臭有効性が高いです。
  11. 黒ニンニクを食べる
     ニンニクのニオイを消し去る方法というわけではありませんが、ニンニクのあの独特なニオイが好きではない方たちには、黒ニンニクを食べることをおすすめします。

    黒ニンニクとはニンニクを成熟させたもので、普通のニンニクの健康有効性は変わらないままなのに、ニオイはほとんど感じられません。ニンニクのニオイの原因は、ニンニクに入っている物質であるアリインにあると言われています。

    ただ、アリインそのものにニオイはありません。ニンニクを刻んだりすりおろしたりすると、アリインがアナリーゼといわれる酵素と化学反応を起こし、アリシンに変わる時から、ニオイが流出するのです。

    アリシンは硫黄化合物ですので、硫黄のニオイを発します。

    またこのアリシンがからだの中で化学変化が起きる際にアンモニアやピルビン酸を排出します。アンモニアは汗や尿の嫌なニオイの代表格である刺激のあるニオイを発し、ピルビン酸も酸っぱいニオイがします。

    ニンニクのニオイは、この硫黄のニオイとアンモニアのニオイ、ピルビン酸のニオイが複合された物質です。アリシンは反応しやすい物質で、更にジアリルトリスルフィドやアリルメチルスルフィド等に化学変化しますが、これらも硫黄化合物ですので、独特な硫黄のニオイがするのです。

ニンニクの生産について

 ニンニクが、世界で始めて作られたのはいつでしょうか?ニンニクは、今から約6,500年前の紀元前4,500年の古代エジプト時代の頃から栽培されたと言われています。

紀元前3,000年のエジプト王朝時代にスタミナがつく食べ物として作られ、紀元前2,000年頃にピラミッドを建てるのに貢献した人たちの報酬の半分をニンニクで支給したことや、家来のスタミナ剤としてキツイ仕事に備えるため摂取させていたことが象形文字に描かれていると言われています。

どうも、クレオパトラもニンニクが好物だったと言われています。

中央アジアにあるキルギスが発祥の地だと言われています。のちに香辛料として世界に伝わりました。中国には約2,100年前に普及し、日本にやってきたのは、朝鮮を通して約1,600年前の聖徳太子の時代に広がったとされています。

ニンニクのQ&Aについて

Q.日本ではニンニクはいつから栽培されたのですか?

A.日本にニンニクが入ってきたのは、約1,600年前で、その後全国に拡大されていきました。江戸時代の書史に、「奥羽の津軽(南部)には、約2寸(約6cm)の大きなニンニクが見つかった」と記載されています。

また、昭和30年初めごろに横浜市にある貿易会社が、アメリカにガーリックパウダーを輸出していた事実があり、一時は、ニンニクを加工原料として契約栽培されていた様子がうかがえます。昭和34年ごろから、試験的に大玉のニンニクの研究がされています。

Q.ニンニクはどれくらいの量が栽培できるのですか?

A.約1,000㎡につき、約15,000株から20,000株植えることができますが、正常に採取できるのは、約14,000個から19,000個ぐらいです。

鱗片(ニンニクの種)が小さな場合は、多めに植え、大きい場合は少な目に植えるようにしています。畝幅140cm、株の間15cmの4条植えが一般的に実施されている方法ですが、近年は大きいニンニクを作るために、株の間を17~18cmに拡大する農家の方もいらっしゃいます。

Q.ニンニクの栽培の手順はどのようにするのでしょうか?

A.国内生産の9割を占める東日本地区の手順の説明です。9月上旬ごろに、ニンニク畑や種を準備し始めます。種の大きさは、1鱗片につき、約10gから15gが良いとされています。畑には、堆肥や肥料などの準備をしておきます。

9月中旬ごろにニンニクの種を消毒して、ビニールでマルチング(ビニールで株元を覆い被せること)します。消毒は、種を殺菌するために実施し、マルチングはニンニクを植えた所を温めたり、土が固くなるのを防ぐようにし、また肥料等が流されないようにして、ニンニクの根が成長するのを助けるために実施します。

9月下旬ごろから10月のはじめごろに、ニンニクの鱗片を植え付けます。12月ごろには、約5cm~10cmほどのニンニクの茎や葉が成長してきます。

翌年、雪が溶けた4月ごろから、ニンニクの茎や葉がどんどん伸びてきます。

4月中ごろから6月ごろの収穫するまでの間に、病気にかかったり、虫に喰われるのを防ぐために農薬を撒いておきます。

この期間に、ニンニクの根元から、芽が2本や3本出始めることがあるので、1株を1本に間引きしてあげます。そのままにしておくと、小さなニンニクになってしまいます。

4月上旬ごろと5月上旬ごろの2回、肥料をあげます。

6月ごろになると、ニンニクの茎の先から、「とう」が出るので、そのままにしておくと球の大きさによくないので、取り除いておきます。

6月下旬ごろから7月ごろにかけて、ニンニクのサイズをみて、収穫します。

Q.ニンニクはいつごろ収穫すればよいですか?

A.ニンニクで一番早く収穫されるのは5月中旬ごろですが、一般的には6月下旬ごろから7月のはじめごろにかけて収穫されます。その時のニンニクの成長し具合をみて、いつ収穫するのかをその都度決定しています。

早目に摘み取ると小さなサイズが多くなるし、遅目になるとニンニクの裂球と

いうのですが、亀裂が生じて砕けたり破損してしまう確率が高くなるので、商品価値がなくなってしまうので、いつ摘み取るかはたいへん重要なことです。

なお、4月下旬ごろにニンニクを摘み取っている地域もあります。

Q.ニンニクが多く収穫された年と少ない年の差はどのくらいですか?

A.ニンニクは、収穫するとすぐに生のニンニクを乾燥する必要があります。乾燥しないで放置しておくと、皮と皮の間にカビが生じたり、中で朽ちたりして、それだけではなく白いニンニクにならないことになります。

生のニンニクを乾燥すると、約35%から40%ほど重量が減少します。

乾燥したニンニクで比較すると、10アールにつき平均しての販売する重さとしては、多目の年で約650kg、少な目の年では約400kgほどです。

生のニンニクの重さでは、多目の年で約1,000kgを超え、少な目の年では約650kgほどになります。 

Q.ニンニクを育てていく中で、どのような被害が発生しますか?

A.病気(葉枯病、黒腐菌核病、サビ病、紅色根腐病、春腐病、黄斑病等)にかかったり、

イモグサレセンチュウやネギコガなどの害虫に蝕まれることがあります。

病気による被害は、ニンニクの球が成長するために必要とする葉や茎をダメにするものが多いです。害虫の被害としては、直接ニンニクの球を食べられてしますので、厄介です。紅色根腐病は、6月ごろ葉が萎れてしまい、字のごとく株の根が紅色になり腐ってしまう病気です。ネギコガは、茎の中にネギコガの幼虫が入り込んで茎を食べてしまい、白化し、枯死してしまいます。

Q.ニンニクを栽培するのに一番良い土はどのようなものですか?

A.余分な水は排出して、ニンニクに必要な適度な水分を保つことができ、根が奥深くまで成長することができ、肥えている土が理想的です。

ニンニクは、5月から6月下旬ごろの収穫する時期まで成長していきます。このころに十分に水分を与えることができる畑が良いとされています。

Q.ニンニクは、どうやって保存されているのですか?

A.通念上、収穫して乾燥をさせたニンニクを、風を避けられる、温度の変化があまりない倉庫等に紙製の袋等に入れて保存するのが好ましいです。

また、長い間保存するためにたくさんの量を扱うJAなどでは、冷蔵庫や低温貯蔵庫に入れている場合もあります。

Q.ニンニクの品種にはどのようなものがありますか?

A.ニンニクは、ユリ科ネギ属という野菜の品種です。ラテン語ではアリアム・サテビウム、英語ではガーリックと呼ばれます。ガーリックのガーはゲルマン語で槍(やり)、リックは薬効植物の意味だそうです。

同じ仲間には、玉ねぎ、シャロット、葱、わけぎ、あさつき、にら等があります。玉ねぎ・葱・らっきょう等の葉っぱは丸く、中が空洞ですが、ニンニクはにらと一緒で、葉っぱは扁平な形です。

ニンニクは、花が咲き、実がなるわけではなく種子を経由せずに根などの栄養器官から繁殖する無性生殖です。そのため品種改良があまりできません。

主な種類は、12~13個の鱗片が輪っかになり2層になっている金剛種・山東種。8個の鱗片が1層になっている八片種。6個の鱗片が1層になっている六片種の3種類があります。

九州地方では在来の種類(壱岐早生・平戸)の改良したものを、東・北日本は6片種を主に育てています。

香川県・和歌山県等では、中国の嘉定種といわれる上海早生(シャンハイワセ)等を種として育てています。

Q.ニンニクの栽培で難しいことはどんなことですか?

A.価格が比較的高い大き目の球のニンニクは、必ず収穫できるとは限りません。乾燥がしっかりできていないと、カビや汚れが生じ、白いニンニクができません。天候の変化で、病害虫の発生することがあると、取り除くのに骨をおります。

Q.ニンニクの栽培においてどういったことを工夫していますか?

A.大き目の球のニンニクを栽培するために、作付けの数を考えたり、また、マルチングの色を変えてみたりしています。

病気に強いであろう種を見極め、毎年、計画的に買うことで、病害虫をなくすようにしています。

Q.ニンニクを栽培するにあたり、どんな悩みがありますか?

A.大きめの球を作るために、病気に強い種を選定するのが難しいです。栽培に適した土を作る時、どうしても連作をするので、病害虫が増えてきてしまいます。

大きめの球を作っても、乾燥がしっかりできていないと良いニンニクができません。収穫をする時期が限定されているので、一時期だけがたいへんになることです。

出荷するときに、1枚1枚ていねいに剥きにくい皮むきをすることと、磨くことがたいへんです。価格の安い輸入ニンニクのせいで、年々、価格が下落していることです。作付けを機械ではなく手で作業するので手間がかかることです。

Q.ニンニクはいつごろ出荷されますか?

A.生のニンニクや少し乾燥させたニンニクを一番早くても5月下旬ごろ出荷します。

ほとんどのニンニクは、ビニールハウスや倉庫の中で、部屋を温め、ニンニクを3週間~1か月以上かけて乾かしてから発送します。

乾かしたニンニクは、8月上旬ごろ~翌年の6月上旬ごろまで、腹積もりしながら発送します。

一気に、たくさんのニンニクを発送すると、ニンニクの価格が落ちてしまうので1年をとおしてバランスよく発送するようにしています。

12月~6月までの間に発送するものは、酸素を調整できる部屋に入れたりしています。

Q.価値のあるニンニクはどういったものですか?

A.ニンニクの形が丸くて、色が白く、ヒビが無いものでサイズが大きいものが、価値が高いです。ニンニクの直径が約7cm以上のものを2Lと分類していますが、A品の2L級が最も高価になります。

東日本のニンニクは、1個のニンニクの鱗片が4個から6個ですが、西日本のものは10個ほどの鱗片があります。同じ大きさのニンニクでも、1片あたりのニンニクが大きいものがたいへん人気があります。

Q.一番売れる時期というのはありますか?

A.1年中安定して販売しています。

Q.地域の違いで、ニンニクの金額は違いますか?

A.ニンニクの生産場所から近いほうが安い場合が多いです。また、東京等のたくさん消費される場所のほうが一定して価格は変わりません。

Q.スーパー等のお店では、どうやって販売されていますか?

A.日本産のニンニクは、1個で価格がつけられていますが、中国産は価格が安いので

3個か4個を一袋に入れて販売されています。

2015年11月現在のスーパーで売られている価格は、日本産は1個約350円

(L級)、中国産は3個か4個の一袋で約100円ほどです。

Q.ニンニクを発送する時はどのようにしていますか?

A.大都市の中央市場などに出荷する時は、1kg入りの白いネットの中に、

外側にニンニクのお尻が来るようにして丁寧に詰め、合計10個のネットをダンボール1箱に詰めて発送しています。

大きさがバラバラなので、1ネットにつき、詰めている個数が違うことがあります。

Q.ニンニクの規格とはどのようなものですか?

A.等級はA品・B品・C品で、階級は2L級・L級・M級・S級となっています。

A品は色が白く、しっかり乾かされていて、ヒビが入っていないもので、

B品・C品になるにしたがって、多少ヒビが入っていたり、身が離れたりしたものになります。2L・L・M・Sなどは、ニンニクの大きさを判別するもので、2L級は球の直径が7cm以上、L級は6cm以上、M級は5cm以上、S級は4cm以上のものと決められています。

Q.日本のニンニクは海外へ輸出されているのでしょうか?

A.海外へはほとんど輸出していません。

日本のニンニクの価格は、中国産等と比較して安心安全のため、価格が高いので、

物価が安い国だったり、価格の安いニンニクがたくさんある国では、質が良くても価格が高く利益が出ないため、赤字になってしまいます。それゆえ、海外へは輸出していないのです。

Q.ニンニクが日本に輸入されることはありますか?

A.年間約25,000トンがほとんど中国から輸入されています。平成5年以前の輸入量は10,000トンを下回るものでしたが、平成5年には16,000トンにまで増え、日本国内でのニンニクの値段が下がりすぎました。

平成8年以降は、年間25,000トン前後の輸入がされています。

世界のニンニクの生産量は、1999年の国連の統計によると約900万トン。

そのうち中国が599万トン(約70%)、韓国が48万トン、インドが45万トン、アメリカが22万トン、スペインが17万トン、ロシアが16万トン、日本が4万トンとなっています。

Q.ニンニクに栄養はありますか?

A.日本食品標準成分表によると、ニンニクの中の栄養分は水分約60%、炭水化物

29.6%、タンパク質8.4%、食物繊維8.4%等となっています。

ニンニクに入っている成分としては、アミノ酸の一種のアルギニンがたくさん入っていて、有機イオウ化合物があることで知られています。

Q.ニンニクの色は最初から白いですか?

A.ニンニクは、もとから現在のように白かったわけではなく、赤味があったり、ピンクだったりしたものが白いもののみを残して種としたので、白だけになったのです。昔は、ピンクや赤味があったものについては、白いものに比較して価格が3分の1や4分の1しかつかなかったので、自然と栽培されなくなりました。

Q.ニンニクという名前の語源はなんですか?

A.仏教の「忍辱」が語源と言われています。

「忍辱」とは、「あらゆる困難に耐え忍ぶ」という意味で、忍辱の高みをめざして修行するお坊さんたちが修練に切磋琢磨するためにニンニクを食べたと言われています。

   ニンニクはユリ科で、「大蒜(おおびる)」「蒜(ひる)」等と呼ばれることもあります。  

   原産地は中央アジアといわれています。紀元前から植え付けが行われていて、古代エジプトではピラミッドの建設に関わった家来に対して支給されていたらしいです。ニンニクが、古代エジプトをサポートしていたとも言えます。

   日本にはガーリックポークと呼ばれる豚を飼育しているところがあります。豚にニンニクを食べさせることにより、ニンニクの殺菌有効性で病気が低減し、健やかに育つので、豚肉の特徴的なニオイが減少することに成功しました。その上、豚肉の成分であるビタミンB1が増え、美味しさもとりわけ向上しました。

Q.高いニンニクと安いニンニクは何が違うのでしょうか?

A.価格が高いニンニクは1つのかたまりで鱗片の数は6片・8片、また安いニンニクは12片となっていることが多いですが、これは種類自体が違うのです。高いニンニクは寒い場所で栽培される種類で、安いニンニクは暖かい場所で栽培される種類が多いです。この2種の違いは、価格のほかに育てる期間が大きく関わっており、高いニンニクは約9か月かかり、安いニンニクは7か月ほどで育つので、高いほうは手間がかかるということです。また味的にも大きな差があり、高いニンニクは糖度が高いため味が濃く、口当たりがよく、安いニンニクは糖度が低いため多少辛味があります。

日本では、ニンニク祭りなるお祭りが開催されているところがあります。

同時にニンニク市が開催され、神前にニンニクをお供えし、家の戸口にニンニクをかけて魔除けとし、無病息災を願うそうです。

あなたが知らないニンニクまめ知識

  • ニンニクの正しい選び方

   鱗片がニンニクの茎にしっかりとついていて丸みをおびて、尚且つよく締まり、重さがあるものが良いです。芽が出ていたり、乾燥しすぎるものはやめましょう。

  • 家での保存法

   ネットや風通しのよい袋に入れ、湿気の少ない風通しの良い冷暗所で保管します。

また、冷蔵庫で保存する場合は、温度が0℃、湿度が60~70%に保たれるチルドルームが最適です。また冷凍することも可能です。ニンニクをそのまま密閉袋の中に入れ、空気を抜いた上で冷凍庫に入れ、使う時は一片ずつ凍ったままスライスやみじん切りにします。

  • ニンニクの種類

茎にんにく
 ニンニクの鱗茎を大きくするために、若取りした花茎。中国野菜の一種です。「ニンニクの芽」とも呼ばれ、炒め物等の料理に使用されます。

葉にんにく
 中国からの輸入品が主で、蒜苗(ソアンミャオ)と呼ばれています。日本国内でも栽培されています。炒め物等で使用されます。

  • 食べる以外のニンニクの利用方法

 ニンニクは食べるばかりではもったいないです。塗るのも貼るのもOKなニンニクもあります。入浴や湿布の代わり等使い道はさまざまです。体質やお好みに合わせて(ニオイが大丈夫であれば)ぜひ挑戦してください。

  • ニンニク風呂

 冷え性や肩コリ、腰痛、神経痛等の症状が回復したり、お肌をしっとりスベスベにし、ポカポカと保温有効性があります。ただ、肌に合わない人もいるので、最初は少量のニンニクでお試しください。

ニンニクは刻んだり、すり潰すと、ニオイが強烈なので、そのままのニンニク2~3片をガーゼの袋の中に入れてお風呂に浮かべましょう。もっとニオイを弱くしたい時、薄皮をむいて小片に分離したニンニクを電子レンジで約30秒チンするといいでしょう。ニオイが平気な方は、ニンニク2~3片を切ってお風呂にいれると、スコルジニンという成分が末梢神経を刺激するため、からだがポカポカと温まります。からだが疲れた時にお試しください。

  • ニンニク汁

 ニンニクの殺菌・抗菌の有効性を引き出す方法です。すり潰したニンニクを水虫がある部分に塗って1~2時間おいておき、洗い流すか、またはすり潰したニンニクをガーゼなどに薄く塗り広げてくっつけたり、絞り汁を塗りつけてください。ただし、肌が弱い人はかぶれる可能性もあるので、必ずパッチテスト(肌に少量つけてみて様子を見ること)を行ってください。

また、すり潰したニンニクの絞り汁を薄めてからうがいをすると、風邪の原因になる細菌などを殺菌する有効性があります。ニオイが気になるようなら、牛乳等を口に含んでから飲み込むと良いでしょう。

ニンニクは薬味のほか、串焼きや餃子の具、ニンニク酒、漬物、ガーリックステーキ等、鱗片をばらして薄皮を剥き、すり潰したり、みじん切りにして使用できます。油で揚げたり、ホイル焼きにするとホクホク感があり、美味しくいただけます。ニンニクは、フランス料理、イタリア料理、スペイン料理、中国料理等に無くてはならない食材です。

さまざまなレシピがある中で、キムチをはじめ、ニンニクなしでは成立しないのが韓国料理です。韓国料理にはおいしいだけでなく、薬としての効用を期待しての薬膳料理的な考えがあるのですが、その代表的なものが「薬念」といわれる基本の調味料です。

これはニンニク、唐辛子、葱、ごま、生姜、醤油などを混ぜ合わせて作ったもので、特に焼き肉のタレが有名です。からだの疲れをとるために、ニンニクがたくさん入ったタレで焼き肉を食べることは、たいへん合理的な食べ方です。食べること以外にもさまざまな形でその薬としての効用が使用されています。

  • ニンニクの調理方法

   ニンニクの薄皮の剥き方は、包丁の刃元でニンニクの根を切りとりながら、ひっついてくる薄皮の一部を取り除きます。その後、包丁ではなく、裂け目のほうから手を使って剥いていきます。

パスタ等に使用するときなど、薄く切る時は、ニンニクが動かないように手で固定しながら、横に芯ごと薄く切ると、カリカリに仕上がります。野菜炒め等の場合は、繊維に沿って薄く切ると、しなやかな歯ごたえになります。

千切りの仕方は、ニンニクを縦に薄く切り、徐々に移動していき使い勝手がいいように1~2㎜幅に切っていきます。

みじん切りをするには、千切りにしたニンニクを、きっちり揃えて垂直の方向で隅から細く切りましょう。ニンニクを潰すことは、香りを添えて、味を引き立たせるのに有効です。一般家庭ではすり鉢とすりこぎ棒等を使用し、1~2度打ち付けてニンニクに割れ目が入るぐらいを基準にしてください。手がすべって怪我をしないよう気をつけてください。

  • ニンニクのレシピ

 ニンニクの健康有効性を利用するなら、常備菜を作っておくのが良いでしょう。ただ、どんなにからだに良いことが分かっていても、やっぱりニオイを敬遠する人もいると思います。ニンニクのニオイを敬遠している方への対策もお教えします。

  • 自家製ニンニク・常備用ニンニク

 ニンニクは、中国では酢ニンニクとして、韓国ではキムチ、イタリア料理ではパスタにと料理とは切っても切り離せない関係にあります。

日本では、毎日ニンニクだけを食べるという習慣はなく、他の食材とともに料理をするほうが多いでしょう。しかし、それだけではもったいないです。

ニンニクの健康有効性を最大限に生かす常備菜をお教えしましょう。長期保存ができるうえに、そのまま食べても、他の食材とかけ合わせても良いでしょう。

  • ニンニクの漬物(醤油味)

ニンニクは薄皮を剥いて、小片に分離し、清潔な容器に入れましょう。ニンニクがかぶるくらいの醤油を入れ、密閉して冷暗所で保存してください。

1週間後くらいから食べられますが、2~3ヵ月おくと、より良いでしょう。半年以上おくと、ニンニクのニオイは食べても気にならないでしょう。残った醤油も炒め物の調味料として活用できます。

  • ニンニクの漬物(味噌味)

ニンニクは薄皮を剥いて、小片に分離します。ニンニク5個に対して味噌150gを混ぜます。密閉できる容器の底に味噌を敷きつめ、味噌を絡めたニンニクをのせ、またその上に味噌を敷きつめ、一番上にガーゼをのせ、密閉して冷蔵庫で保存しましょう。10日ほどねかせておくと食べられます。半年以上ねかせた味噌漬けは、おつまみに最高です。

  • ニンニクのオイル漬け

ニンニクは薄皮を剥いて、小片に分離します。ニンニクを瓶の3分の2まで入れる。お好みのオイル(オリーブオイルがおすすめ)をニンニクがかぶるくらいまで入れ、蓋を密閉して冷暗所で保管します。お好みで唐辛子も入れると、辛いだけでなく、日持ちします。

  • ニンニクの酢漬け

 ニンニクは薄皮を剥いて、小片に分離します。ニンニクを瓶に入れ、かぶるくらいのお好みの酢(りんご酢がおすすめ)を入れる。また、はちみつや砂糖などを加えても美味しくなります。1ヵ月くらいねかせてから食べてください。

ガーリックトーストのレシピ

  1. 食パンなどを食べやすく切りわけます。
  2. ニンニク1片を切り、断面を食パンに擦り付けます。さらにバターもこすりつけてから焼きましょう。または、ニンニクのすり潰したものをバターと混ぜ合わせたものを塗りこんでから焼いても良いでしょう。

ペペロンチーノのレシピ

   スパゲッティ300グラムに対しオリーブ油20CC、ニンニク2片、唐辛子、パセリお好みの量

   1)スパゲッティは塩をひとつまみ入れた沸騰したお湯で茹で上がる表示時間の1分前まで茹で、茹で上がったらお湯をきります。

   2)フライパンでオリーブオイルをあたためてから、ニンニクのみじん切りと刻んだ唐辛子を投入します。

   3)弱火にしてニンニクが焦げない程度に加熱します。

   4)一旦火を止めて、1)のスパゲッティを3)とからめます。

   5)お皿に盛り付け、パセリ等を添えます。

ニンニクを完熟させてると黒くなります。これを「黒ニンニク」と呼んでいます。黒ニンニクは市販のニンニクでも家で作ることができます。

ニンニクの薄皮の剥き方

   ニンニクの薄皮を剥くのに苦労していませんか?電子レンジで簡単に皮を剥く方法をご紹介します。

   1)ニンニク1片の根の部分を少し包丁で切り、そのままでレンジに入れます。

   2)500Wで約10秒ほどチンをするだけで、簡単に手でツルッと皮を剥くことができます。

   3)根の部分を包丁で切るのが面倒な方は、そのままレンジでチンすると少し皮が弾けた状態になりますので、そこを取っ掛りとして剥いください。

   4)多くの量のニンニクの薄皮を剥きたい時は、ニンニクをかたまりごと根の部分を少し包丁で切り落として、容器に切り落とした断面を下において、電子レンジ500Wで約1分チンすると、簡単に手でツルッと皮を剥くことができます。
※熱いので、ヤケドに気をつけてください。

   また、ボウルに多くの量のニンニクを入れて振る方法もあります。

ニンニクをかたまりごとボウルに入れて、ボウルとボウルとを合わせて上下にシェイクします。しばらくすると、ニンニクの薄皮が剥けているはずです。

この方法は手が汚れない利点がありますが、力がいるので、疲れてしまうかもしれません。

なお、かたまりごとではなく、2~3片をまな板の上に置いて、手で軽くゴロンゴロンと回転させてから、瓶等に入れてシェイクしても薄皮を剥くことができます。

ニンニクを冷凍して薄皮を剥く方法

   ニンニクを1片ずつ分離し、フリーザーバッグ等に入れてしっかり空気抜きをしてから冷凍します。

使用したい量だけを出して、根の部分を包丁で切ります。

その後、ニンニク全量がかぶるくらいの水に1分ほど浸しておき、ニンニクの頭部分をつまみ上げるとツルッと薄皮を剥くことができます。

この方法は、ニンニクをまとめて買ったときに傷めることなく長期保存ができ、薄皮も簡単に剥くことができるので便利です。

ニンニクを冷凍保存すると味的にはどうなのかと心配するかもしれませんが、冷凍によって、酸化を防ぐことができますし、芽が出にくくなるので、おすすめの方法です。

ニンニクの薄皮を剥く道具があるのをご存知ですか?

   100均でも売っているのをみかけますが、ガーリックピーラーというシリコン樹脂製のホースのような形の商品です。

1片をこの商品の中に入れて手でゴロンゴロンと動かすだけで薄皮が簡単に剥けてしまいます。2~3個くらいなら両手でゴロンゴロンと動かせば、早く薄皮を剥くことができます。この方法だと、手にニオイがつきにくいし、使い勝手が良いと思います。

アホエンオイル

 アホエンはニンニクのもつ薬としての効き目がある物質の一つで、普段の食事では、収穫することができないものです。油溶性なので油を使って引き出すのですが、温度が高くなると物質が破壊されやすいので温度計で測るほうが良いです。芳しい香りも効能の一つです。アホエンオイルの生成は、温度がポイントです。60~80℃で生成してください。

 次にこの健康有効性の高いアホエンオイルの作り方をご紹介しましょう。

湯を沸かし、ニンニク4片を細かく刻みます。沸騰したら、温度計とオリーブオイル200~250ccとニンニクを耐熱容器に投入し、オリーブオイルが80℃くらいになるまで湯煎します。80℃になったら湯煎をはずし、冷めるまで置いておきます。

その後、ニンニクを濾過します。オイル漬けのようになったニンニクは別の清潔な密閉できる容器に入れ冷蔵庫に保管します。残りのオイルは、アホエンオイルと呼ばれドレッシング等に利用できます。

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