黒ニンニクの副作用がない食べ方

黒ニンニクの副作用がない食べ方

健康に良さそうと言われている、黒ニンニクの5つの凄さを徹底追及し、副作用がない食べ方についてご紹介していきます。
テーマは、「黒ニンニクって体に良さそう!」です。
黒色のニンニクは白色のニンニクと違います。なぜなら、普通のニンニクを熟成させて発酵させたのが、黒いニンニクだからです。

見た目はイマイチですが、実は意外と体に良いのが黒ニンニクです。
どんな働きがあるのでしょうか。

今回は、黒ニンニクに期待できる5つの凄さを徹底追及し、副作用がない
食べ方を紹介していきます。

黒ニンニクが黒い理由は、前述の通り、黒ニンニクは白い生ニンニクを発酵して熟成させることによって黒くなります。色が黒い理由は、発酵する際におこる化学反応なのです。

通常、食品が発酵するためには酵母菌のような微生物が必要です。
しかし、ニンニクにはそんな微生物は存在しません。
では、なぜニンニクは発酵するのでしょうか?

ニンニクには糖質とアミノ酸が含まれています。この2つの糖質とアミノ酸がメイラード反応をおこして発酵をしていると言われています。
その結果、白い生ニンニクは発酵して熟成され、その結果、色が黒色になって、黒ニンニクに生まれ変わるのです。

熟成された黒ニンニクが、更に良いことには抗酸化の働きが高まります。
もともとニンニクが持っているポリフェノールやアミノ酸の含有量が増加するだけではなく、S-アリルシステインという有効成分も大幅に増加するのです。

これらの有効成分には様々な健康促進が期待できます。
では、そんな黒ニンニクにはどんな働きがあるのでしょうか?

黒ニンニクは生活習慣の乱れ防止になります。
また、夏バテや疲労した体を回復するのに役立ちます。
いわゆる元気になる食材、食品というわけです。

そんなニンニクですが、古代から健康促進として人によって活用されてきました。
黒ニンニクブームの火付け役となったのは、2006年3月に元国立弘前大学医学部保健学科、佐々木甚一教授から発表された研究成果でした。

生ニンニクを発酵させてできあがった黒ニンニクは、S-アリルシステインという機能成分が生成され、
なんと生ニンニクの約4倍も含まれているという内容でした。

この研究結果は各メディアでも大きく取り上げられ、国内はもとより海外の学会においても、
黒ニンニクの成分について盛んに研究報告がなされるようになり、青森県のニンニクも有名になっていきました。

黒ニンニクに含まれている『S-アリルシステイン』の働きは、NK細胞を活性化するため、がん予防などに期待されています。
他にも、抗酸化を高める働き、活性酸素を除去する働き、疲労回復、エイジングケア、血液をサラサラにするといった働きも期待されています。

生活習慣の乱れ予防

人間の体には40歳を過ぎる頃から体内に活性酸素が蓄積されていきます。
活性酸素が増えれば老化によるシミやシワにはじまり、生活習慣の乱れの原因になります。
これらの問題を解決してくれるのが「S-アリルシステイン」なんです。

S-アリルシステインは、老化や動脈硬化、生活習慣の乱れなどの原因となる
活性酸素を排除する働きがあります。
また、肝機能の促進や抗がん作用のメカニズムの働きにも有効性があることが研究によりわかりつつあります。

さらに、S-アリルシステインの大きな特徴といえば即効性があります。
S-アリルシステインは口から摂取すると約30分程度の短時間で吸収することが可能とのことです。そのため、即効性も期待できると考えられています。

抗がん機能

もともと生ニンニクにも抗がん作用があることが分かっています。
しかしながら、黒ニンニクが持つ抗がん作用はさらに強力な武器になる可能性を秘めています。

なぜなら、黒ニンニクに変身することで生成される
S-アリルシステインは、NK細胞を活性化します。その結果、がん細胞の抑制に効果的であると言われており、黒ニンニクのがんに対する研究報告がされています。
医学によって究明させるにはまだまだ時間が必要ですが、現在も引き続き研究が行われています。

血液サラサラ

黒ニンニクには、研究により循環器の予防にも期待出来ることが報告されています。
中でも、コレステロールや血圧を低下させる作用があるので、黒ニンニクには血液をサラサラにしてくれる働きがあるということです。

日本の3大死因は、「がん・脳梗塞・心疾患」です。その中で、
心疾患と脳梗塞は循環器系の病気です。循環器系の病気は、血管による動脈硬化が主な原因で発症することが分かっています。

黒ニンニクを食べることにより日頃から血液をサラサラにしておけば、いつまでも若々しく健康的な体を維持する事すら可能になります。

疲労回復・体力増強

黒ニンニクは、生ニンニクと比べて様々な成分が増加しています。
その中のひとつがアルギニンです。
黒ニンニクは、アルギニンが生ニンニクと比べて3倍も含まれていると言われています。

アルギニンとはアミノ酸の一種で、老化、免疫力の向上などの働きがあります。
そのため、疲労回復や体力回復といった効果を期待することができます。

また、黒ニンニクは、血液循環を促進させる働きがあります。
その為、体を温める効果にも期待がもてます。

その結果、疲労回復や体力増強にも有効です。

アレルギー

現在の多くの人がアレルギーに悩んでいます。その反応は、免疫系の異常により起こるものです。
とくに体に害のない細菌やウイルスでも過剰に反応することで発生すると言われています。

アレルギー反応で代表的なものは、花粉症・アトピー・喘息・食物アレルギー・金属アレルギーなど多岐にわたります。
近年では、アレルギー体質の方がどんどん増えており、4人に1人は
何かしらのアレルギーがあるというデータもあります。

アレルギーの原因や治療方法は、解明されていません。

しかしながら、食品から得ることができる黒ニンニクを食べている方の中には
喘息やアトピー性皮膚炎、花粉症、アレルギー性鼻炎などで悩んでいたのが
改善されてきたという声もあるくらいです。

これは、黒ニンニクに含まれる成分でレクチンという物質には免疫を手助けする働きがあるためです。
この影響で全身の免疫が正常に働き、結果的にアレルギーが回復の方向に向かうとされています。

通常の生ニンニクの場合は、ニンニクの成分であるアリシンの殺菌力によって腸内の善玉菌などを殺してしまうといわれています。

しかし、黒ニンニクは発酵することでアリシンがほとんどなくなります。
その結果、食べ過ぎてしまっても胃腸障害が起こることもありません。
つまり、黒ニンニクには副作用がないということです。

ですが、やはり何事も食べ物には、食べ過ぎは禁物です。

副作用や危険性がない食べ物でも、食べ過ぎると気持ちが悪くなり、
胸焼けなどを起こしてしまいます。
よって、黒ニンニクの摂取は、ほどほどでお願いします。

黒ニンニクを手に入れるには2つの方法があります。
一番のお勧めしている方法は、思ったより簡単なので自分で黒ニンニクを作ることです。

自分で黒ニンニクを作るなんてと思っていると思いますが、意外と楽チンなんです。
生のニンニクと炊飯器を用意してください。

2週間かけてニンニクの発酵と熟成を行います。
この期間は炊飯器がまったく使えないのでご注意ください。
ご飯を炊く場合は、もう1台の炊飯器を用意して炊くことをお薦めします。
黒ニンニクを作る過程ではニオイがもの凄くきついです。
ここが注意ですが、ニンニクのニオイが家中に充満するので、炊飯器での熟成はベランダなどの外ですることを推奨しています。

2つめの方法は、黒ニンニクを産地直送してもらうことです。
そこで個人的におすすめなのが、福岡県の八女市のニンニクを使用した黒ニンニクです。
理由は、生協にも卸しているので安全・安心です。
だからこそ、品質管理は他の生産地に比べてもピカイチです。

そんな黒ニンニクを食べた後は、翌朝の目覚めが軽い気がします。
ニンニクはもともとスタミナ食材ですので、食べるだけで、なんだか元気になる気がします。
黒ニンニクを食べるだけで元気になれるのは、体の中で抗酸化が機能している可能性が高いからかも知れません。
活性酸素を排除し、カラダ全体をリフレッシュしているということでしょう。
黒ニンニクを上手につかって、あなたの健康維持に役立ててみてください。

あと凄くいいと思ったのが、黒ニンニクは、ニンニク独特のあのニオイがまったくしません。
通常のニンニクを食べた翌日は、口がニンニク臭くなるのですが、
黒ニンニクにはもともとニオイはありませんし、食べても翌日にニンニクのニオイが残ることもありません。

食べるだけで元気になるし、ニオイも気にならないし、黒ニンニクはとても魅力的な食材です。

黒ニンニクは自然食品の黒ニンニクやサプリメントとしてたくさんあります。
ご自分に合うものを使うと良いと考えていますが、
無添加の黒ニンニクなら、やはり自然の食材の姿をしたものが良いのではないでしょうか?

黒にんにく・つぶくろ

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